来年にも実戦配備 北のICBM発射実験は“記念日”に限らない

北朝鮮のICBM発射実験は“記念日”に限らず 天候や米国の出方など政治的要因を重視も

記事まとめ

  • 米機関が「北朝鮮が来年にも大陸間弾道ミサイルを実戦配備する可能性がある」と分析
  • 年内に少なくともあと4、5回のICBM実験が行われる可能性があるという
  • 北朝鮮のミサイル発射は『記念日』に行われることが多いが米国の出方など政治的要因も

来年にも実戦配備 北のICBM発射実験は“記念日”に限らない

来年にも実戦配備 北のICBM発射実験は“記念日”に限らない

ICBM「火星14」 /(C)共同通信社

 米国防総省の情報機関が、「北朝鮮が早ければ来年にも米国本土に到達する大陸間弾道ミサイル(ICBM)を実戦配備する可能性がある」という新たな分析をまとめたとされる一件。

 北朝鮮のミサイル開発スピードの加速には驚くしかないが、北朝鮮が27日の祖国解放戦争勝利記念日にICBM発射を強行しようがしまいが、年内に少なくともあと4、5回のICBM実験が行われる可能性があるという。それは、いわゆる“記念日”に限らないというから厄介だ。

 北朝鮮は今月4日に初のICBM「火星14」の実験を成功させ、米アラスカ州を射程内(約6500キロ)に収めたとされる。今後、実戦配備のためには、@ワシントンのある東海岸までの距離(約1万1000キロ) A液体燃料にするのか固体燃料か B弾頭部の大気圏再突入成功、という主に3つの課題のクリアが必要で、年内に発射実験が繰り返されるのではないかというのだ。

「ICBMの実戦配備までには、少なくともあと4、5回は実験が必要でしょう。北朝鮮のミサイル発射はいわゆる『記念日』に行われることが多いのは間違いありませんが、今年に入ってムスダンなどの弾道ミサイルが毎週のように発射されたように、記念日と関係なくなってきています。発射はむしろ、天候や米国の出方など政治的要因が重視されているように思います」(軍事ジャーナリスト・世良光弘氏)

 記念日だからと大騒ぎするのは意味がない。

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