大手町女性刺傷 元彼ストーカーが殺人未遂に至る一部始終

大手町女性刺傷 元彼ストーカーが殺人未遂に至る一部始終

事件があった大手町のオフィス街(C)日刊ゲンダイ

 ストーカー男が厄介なのは、日本もミャンマーも変わらない。東京・大手町の路上でミャンマー国籍の女性Aさん(26)が刺傷した事件。7日、警視庁に殺人未遂容疑で逮捕された同国籍の留学生、ニェン・チャン・アウン容疑者(28=東京都豊島区巣鴨)の粘着ぶりには、寒気がする。

 ニェン容疑者は7日午前6時45分ごろ、千代田区大手町1丁目の路上で、Aさんの背中など3カ所を包丁のような刃物で刺し、1カ月の重傷を負わせた疑い。
 
「Aさんは現場近くのオフィスビルで清掃のアルバイトをしていて、同僚の女性らと出勤途中に、待ち伏せしていたニェン容疑者に襲われた。現場には血だまりがいくつもでき、Aさんは一時意識不明になるほどの重傷を負いました」(捜査事情通)

 関係者によると、ニェン容疑者とAさんは、まだミャンマーにいた2012年4月に知り合い、同じ年の9月から交際をスタートさせた。ニェン容疑者は14年7月に留学で来日。その頃はまだ交際も順調だったようで、Aさんの方が後を追うように翌15年7月に来日したという。
 
「まあ、よくある話でしょうが、どうやらAさんの熱が冷めてしまったようです。『(ニェン容疑者が)仕事をしない』といった金銭的な問題で、昨年4月に2人は別れた。別れた途端に、ニェン容疑者は未練タラタラになってしまったというわけです」(前出の捜査事情通)

 ニェン容疑者はフェイスブックに、Aさんの新しい彼氏の悪口を書き込んだりするみっともないストーカーに。昨年10月ごろには、Aさんの自宅に何度も押しかけるようになったという。
 
「怖くなったAさんは、昨年12月に引っ越しし、今年1月に警視庁新宿署に相談した。署員がニェン容疑者に口頭で注意したら、『分かりました。二度としません』と素直に引き下がり、ストーカー被害もやんだらしい。その後も新宿署はAさんにたびたび連絡を入れ、5月にも状況確認の電話をしたところ、Aさんは『大丈夫です。もう警察からの電話は必要ありません』とのことだった。それで新宿署も対応を終了させたのです」(関係者)

 ところが、ニェン容疑者の憎悪の炎はくすぶったまま……別れてもう1年以上経つのに、Aさんを殺害しようとした。

「Aさんの自宅が分からなくなったから、出勤途中を狙ったのかもしれません」(前出の捜査事情通)

 それにしても粘着すぎる。Aさんの恐怖は想像に難くない。

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