相次ぐアイドル襲撃…ファンが加害者に豹変する意外な理由

相次ぐアイドル襲撃…ファンが加害者に豹変する意外な理由

わいせつ行為を受けた松岡笑南(本人のツイッターから)

7人組の地下アイドル「天使突抜ニ読ミ」のメンバー・松岡笑南さん(20代)に対する強制わいせつ致傷などの疑いで、さいたま市の無職・佐藤響容疑者(26)が17日、警視庁に逮捕された。

「佐藤容疑者は今月1日、東京都江戸川区のマンションで松岡さんの帰宅を待ち伏せし、背後から顔にタオルを押し当てて、引き倒して体を触るなどした疑いです。彼女は襲われた際に転倒。アイドルにとっては命ともいえる顔や、背中に軽傷を負ったそうです。佐藤容疑者のものとみられるツイッターには“推しメン”は松岡さんとつづられていて、犯行後もしれっと更新していた」(捜査事情通)

 松岡さんは犯行翌日の2日、体調不良でSNSの更新をしばらく控えると発表したが、「佐藤容疑者は〈ゆっくり休んでね。お大事に〉などと、まるで他人事のようにコメントしていました」(前出の捜査事情通)。

 アイドルに対する悪質行為といえば、昨年12月に起きたファンの男2人による元NGT48の山口真帆(24)の暴行事件が記憶に新しい。

「トップアイドルの乃木坂46の白石麻衣も昨年、〈殺すは俺の十八番口癖や〉などとファンの男にツイッターで脅迫されました。男は脅迫容疑などで逮捕されましたが、知名度やグループの大小に関係なく、アイドルへの悪質行為は後を絶ちません」(芸能ライター)

 不思議なのは、佐藤容疑者は松岡さんのコンサートやイベントでは、必ず一番にチケットを予約するほど熱狂的なファンだったこと。好きが高じて、かもしれないが、加害者に豹変するファンの特徴について、プロアイドルヲタクのブレーメン大島氏はこう指摘する。

「アイドルオタクに共通していることだと思われがちですが、実は、何が何でも俺が一番のファンじゃないと嫌だという人は意外と少ない。一番というステータスを欲しがる人は危険だと思いますね。熱狂的なファンではなく、単に自己の欲求を満たしたいだけの“必死なファン”です」

 とりわけ地下アイドルはライブ会場も小さいため、“推しかぶり”がトラブルの原因になることもあるという。

「ステージ上で踊っているアイドルから、ファンに向けて個別にアイコンタクトなどのレス(反応)があるのですが、同じメンバーを推すファンが隣同士でかぶったりすると、〈俺より隣のヤツの方がレスが多い〉なんて理由で揉めることがたびたび起こります。〈何でアイツばかり〉などと、怒りの矛先がアイドルに向かうこともあるようです」(前出の大島氏)

 ところが、地下アイドルのセキュリティーはないに等しい。警備にかけるお金がないからだ。

「地下アイドルは、ライブが終われば電車で帰る子がほとんどです。『出待ち禁止』と運営側はアナウンスしますが、遠くからでもアイドルの行動は確認できるのでストーキングされやすい」(前出の大島氏)

 今回の事件は、ファンのモラルを信用するしかないという危うい状況で起きたといえそうだ。

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