ラグビーW杯観戦の訪日外客からぼったくり 在留外国人の悪質手口

ラグビーW杯観戦の訪日外客からぼったくり 在留外国人の悪質手口

「NY BAY 六本木」の公式HP

「金を払わなければ殺すぞ」

 バングラデシュ国籍の経営者はラグビーワールドカップ(W杯)観戦のため来日していたイギリス人男性(41)を、こう脅していた。

 外国人の客をバーに連れ込み、暴行して現金を要求したとして、警視庁組織犯罪対策2課は13日、経営者のホッセン・リアット(39)と中国籍の女・周夢韻(24)、須田陽子(61)の3容疑者を強盗未遂容疑で逮捕した。いずれも「覚えていない」などと容疑を否認しているという。

 9月26日、東京都港区六本木のバー「NY BAY」で男性を恫喝し、既にクレジットカードで支払いを済ませているのに現金を要求。男性が「キャッシュは持っていない」と答え、立ち去ろうとしたところ、羽交い締めにして顔面をブン殴った。

「男性はラグビー観戦のために1人で来日し、マッチングアプリで知り合った周に連れられてバーへ来店した。須田が接待役で、『これ飲んで』とアルコール度数の高い酒を飲ませ、ベロベロの状態にさせた。ホッセンが男性のカードを無断で使って約93万円分支払わせたうえ、さらに現金を要求した」(捜査事情通)

■40件1億1600万円の余罪も

 実はこの店をめぐっては被害相談が40件ほど寄せられていて、店の銀行口座にはクレジットカード決済で1億1600万円入金された記録が残っているという。

「店のHPは存在するものの、とってつけたような体裁です。通常営業している気配はなく、あるグルメサイトの口コミもゼロ。外国人客をダマす時だけ店を開けていたようです。周は欧米人が好むタイプで、被害相談の大半は、訪日外国人が滞在しているホテルのラウンジなどで周に逆ナンされ、ぼったくられていた。ホッセンは、ぜいたくな生活を送り、西麻布の高級マンションに住んでいた」(前出の捜査事情通)

 つい先日も、イスラエル国籍のカンカス・イータン容疑者(43)ら男3人が、埼玉や横浜、大分の試合会場周辺でニュージーランド代表「オールブラックス」の偽物のマフラータオルを所持していたとして、商標法違反の疑いで逮捕されている。

「カンカスは世界的なスポーツイベントがあると開催国を訪れ、中国製のバッタ物を販売していた。今回も9月に来日し、販売していたが、大会関係者が違法販売しているのを見つけ、通報していた。出国日の今月7日、成田空港で逮捕された」(別の捜査事情通)

 せっかく日本にやって来た外国人を歓待しても、外国人が悪さをしていては日本での思い出が台無しになる。

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