初詣断られDV 6代目山口組「旭導会」組員が極妻に通報された

初詣断られDV 6代目山口組「旭導会」組員が極妻に通報された

2016年に家宅捜索を受ける旭導会本部(C)共同通信社

「極道の妻」を初詣に誘いむげに断られたことにブチ切れ、暴行を加えたとして、暴力団員の男が逮捕された。

 1日、傷害の疑いで北海道警旭川中央署に逮捕されたのは、6代目山口組「旭導会」(旭川市)構成員の菊池幸輔容疑者(41=同市)。

 菊池容疑者は元日の夕方5時すぎ、自宅で30代の女房に「初詣に行きたい」と言ったところ、「私は行きたくないわよ」と拒否されたことに激高。ののしり合いとなり、女房の髪の毛を掴んで地面に引き倒し、首や背中に打撲や皮下出血などのケガを負わせた。その後、菊池容疑者は外出したが、一方的にDVをやられっ放しでは「極妻」も腹の虫が治まらなかったのだろう。自ら110番通報し、約1時間後の午後6時40分、菊池容疑者が自宅に戻ったところを駆け付けた署員に緊急逮捕された。

 調べに対し、「ケガをさせるつもりはなかった」と供述しているという。

「北海道には3つの6代目山口組直系組織があり、残り2つは札幌です。旭導会は武闘派の関保会の流れをくみ、荒っぽいことで有名です。鈴木一彦会長は山口組史上初の北海道在住の最高幹部として、現在、6代目山口組舎弟の立場にあり、高山清司若頭の出所(10月18日)と入れ違いになるように10月15日、恐喝教唆の疑いで逮捕されています。北海道はその地の利から、密漁や違法薬物、銃器の密輸が行われているというのが定説で、だからこそ暴力団にとっては、重要拠点なのです」(別の組織の関係者)

 なかでも旭川市は人口33万人余りの地方都市にもかかわらず、山口組分裂後は暴力団同士の対立抗争が絶えなかった。

 2016年3月3日には対立する神戸山口組系「孝昇会」(旭川市)の会長宅に車が突入。同月27日には、孝昇会と旭導会の組員が路上で乱闘騒ぎを起こし、翌日、旭導会事務所のガラスが割られ、消火器が投げ込まれた。4月13日には、孝昇会会長宅に火炎瓶が投げつけられ、自宅前で瓶の破片が散乱しているのが見つかった。

「旭導会ナンバー3で山口組系3次団体の泉二美男組長も17年、17都府県のコンビニのATMで約18億6000万円が一斉に引き出された事件で主導的役割を担っていたとして、警視庁の組対特別捜査隊に逮捕されています。現金引き出しには南アフリカの銀行が発行した顧客カード情報が入った偽造カードが使われ、一連の事件では、すでに全国で約170人が摘発されています。これだけ大掛かりな組織的犯罪を行うことができるのだから、相当な資金力と人材、ネットワークがある証拠です」(捜査事情通)

 そんな有力武闘派組織の組員が女房に初詣を断られ、激高した腹いせに通報されるとは、勾留中の幹部連中もほとほと呆れているはずだ。

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