同僚女性宅に侵入…埼玉県警「科捜研の男」手慣れた手口と余罪

同僚女性宅に侵入…埼玉県警「科捜研の男」手慣れた手口と余罪

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

埼玉県警の同僚女性の自宅に次々侵入し、室内の様子を写真に収め、スマートフォンに保存するとは、一体、何が目的だったのか――。

 TVドラマでお馴染みの「科捜研の女」ならぬ「科捜研の男」が、同僚女性の自宅にこっそり忍び込み、室内を物色していた。

 住居侵入の疑いで8日、埼玉県警保安課と浦和西署に逮捕されたのは、県警科学捜査研究所技術職員の遠藤泰徳容疑者(37)。

 昨年8月27日、遠藤容疑者はさいたま市内にある同じ県警の別の部署に勤める20代女性の自宅アパートに侵入し、スマホで女性の部屋の様子を撮影していた。女性とは親しい間柄ではなく、合鍵を使って部屋に入ったとみられている。遠藤容疑者はその日は勤務日だったが、仕事中に抜け出し、犯行に及んでいた。調べに対し、「思い出せません」とトボけているという。

■スマホの画像から足がついた

 犯行がバレたきっかけは、盗撮事件だった。遠藤容疑者は昨年9月2日、さいたま市のJR与野本町駅の構内で、通りがかりの20代の女性のスカートの中にスマホを差し入れて盗撮していたのがバレ、現行犯逮捕された。

「遠藤容疑者のスマホを押収したところ、出るわ出るわ、複数の女性の自宅室内を撮影した映像が次々見つかった。そのうちのひとつが、今回の同僚女性のものです。他にも何件もの他の女性職員宅の室内写真が保存されているため、どうやって自宅住所を調べたのか、目的は何だったのか、下着など盗まれていないのかも含めて、余罪を追及する方針です」(捜査事情通)

 科捜研の技術職員といえば科学捜査のスペシャリストで、事件現場から採取された資料などの鑑定を行っている。

「一般的なものでいうとDNA鑑定をしたり、ポリグラフ検査、薬物検査などを実施します。法医学、心理学、物理学、化学などの分野に分かれ、1分野でも多くて20人程度という少数精鋭の部署です。警視庁などの大所帯を除いてほとんど定期採用はなく、なかなか就職ができない。

 新卒でも国立や有名私立大卒、院卒がほとんどで、医学部出身者もいて、中途採用になるとさらにハードルが上がります。転勤がない代わりに、大学や企業の研究機関との連携や出向、海外勤務などもあり、国内外の学会にも参加します。試験は警察官の採用とは全く別で、公務員試験の中でもかなりのレベルが求められます」(警察関係者)

 遠藤容疑者も首都圏の国立大卒のようだが、さすがに現場に指紋などの物証は残さなかったものの、スマホに保存した画像から足がついたというのだから、なんともマヌケな話である。

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