ゴーン被告の実父に仰天の過去…60年前に神父殺害し死刑判決

【カルロス・ゴーン被告が海外逃亡】ゴーン被告の父は殺人や偽札販売などの犯罪歴

記事まとめ

  • 海外逃亡したカルロス・ゴーン被告の父の信じられない過去が話題になっている
  • ジョージ・ゴーン氏は神父を殺害した他、偽札を販売したり死刑判決を受けたりしている
  • その後、レバノン内戦の混乱に乗じ、ブラジルに逃げてビジネスを成功させたという

ゴーン被告の実父に仰天の過去…60年前に神父殺害し死刑判決

ゴーン被告の実父に仰天の過去…60年前に神父殺害し死刑判決

15日、ロイターのインタビューで語るカルロス・ゴーン被告(C)ロイター

ハリウッド映画ばりに日本から脱出したカルロス・ゴーン被告。大胆不敵さはDNAのなせる業だったのか――。実父の信じられない過去が話題になっている。

「Forbes JAPAN」が伝えたゴーンの父親、ジョージ・ゴーン(2006年死亡)の人生は衝撃である。レバノンで密輸にからむ殺人事件を起こした後、死刑判決を受けていた、というのだ。

 1960年。ダイヤモンド、金、外貨、麻薬の密輸業者だったジョージ・ゴーンは、仲間4人と神父を殺害して逮捕されたという。父ジョージは37歳、息子カルロスは6歳だった。ジョージは神父に密輸を依頼するようになり、儲けを分け合う関係だったが、神父の強欲さに怒り、仲間をけしかけたら、神父を殺してしまったという。

■レバノンを脱出しブラジルで成功

 刑務所に送られたジョージは、看守たちにワイロを送り、刑務所のボスになったという。昼間は刑務所の外で過ごし、夜には刑務所に戻るという生活で、近くに賭博場を開き、看守や囚人をもてなしていた、というから驚く。これだけでも仰天だが、ジョージのむちゃくちゃな行動はさらにつづく。

 検事や予審判事、刑事裁判所長の殺害計画を仲間にもちかけていたことが発覚し、61年に死刑判決。その後、模範囚となり禁錮15年に減刑され、70年に出所するが、出所した4カ月後、偽札販売の罪で再度、禁錮15年の刑に処されたというのだ。

 75年、レバノン内戦の混乱に乗じてベイルートを脱出。ブラジルに逃げて、ビジネスを成功させたという。

 現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏はこう言う。

「内戦がつづいたこともあって、一時、レバノンは無法地帯のようでした。カルロス・ゴーンの実父が、荒っぽいことに手を染めていたとしても不思議ではありません。恐らくレバノンの高官も、実父のことは知っているはずです。商業国家だったレバノンは、才覚ひとつでのし上がる人物に対して寛大なところがあります」

 カルロス・ゴーン被告の逃亡劇よりも、実父の人生のほうが、よほどハリウッド映画の題材になるのではないか。

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