YouTubeで流出 司忍・山口組六代目組長プライベート動画の謎

YouTubeで流出 司忍・山口組六代目組長プライベート動画の謎

「道仁」のチャンネル。3月14日現在で再生回数は23万回超(ユーチューブから)

司忍(本名・篠田建市)六代目山口組組長が私邸らしき場所で過ごす1分45秒の動画が、YouTubeに公開された。投稿者は道仁とあり、「六代目山口組 司忍がなんかしてる」という軽目のタイトルがつけられている。

 動画は背後に庭が広がる家の玄関前で数人の人間と鯉か金魚の世話をしている姿を映し出す。写っているのは袖から和彫りものぞくいかつい男たちではあるが、内容といえば家族で何気なくイベントを撮るような光景だ。撮影者も間違いなくその場に居合わせている。

 しかしながら、徹底した情報統制で情報漏れにはとても厳しい6代目山口組で、トップのプライベート動画が傍若無人なタイトルをつけられて流出したことは、ちょっと異常ともいえる。

 動画の存在を指摘した名古屋在住のジャーナリスト、成田俊一氏はこの背景について次のように説明する。

「動画は2月26日に道仁の名前で投稿されたが、28日に司忍の名前入りでツイッターに投稿されたことでヤクザ、警察、マスコミに一挙に拡散したらしい。私には3月にはいってから関西のヤクザから動画が送られてきた。私も違和感があったので、山口組直参組織の幹部に、この動画の意味について聞いたところ、『若い衆が軽い気持ちやったんだろう』とたいして問題にもしていなかった。本家(名古屋の自宅)で、お付きの若い衆と共に悠然とリラックスする姿を、誰もがひさびさに見ることができたという意味が大きいようだ」

 というのも、今の山口組を取り巻く状況が特別だからだ。成田氏は続ける。

「約5年以上続いた山口組と神戸山口組が今年1月に特定抗争指定暴力団に指定された。以後、山口組と神戸山口組の総本部が使用禁止になり、定例会合で全国の直参が一同に介することは不可能になっている。そんな最中に、司忍親分の元気な姿がネットで拡散されたわけだ。愛知県警の担当刑事も『元気をアピールしているのだろう』と受け止めていた」

 表で規制されてもYouTubeで情報発信とは、稼業は問わずか。

関連記事(外部サイト)