WHO「イブプロフェン服用避けて」風邪とコロナの区別はどうする?

WHO「イブプロフェン服用避けて」風邪とコロナの区別はどうする?

風邪薬の主役(市販薬の成分表から)/(C)日刊ゲンダイ

風邪薬も気軽に飲めない? WHO(世界保健機関)は17日、新型コロナウイルスに感染の疑いがある場合、抗炎症薬「イブプロフェン」を服用しないよう注意喚起した。14日にフランスのベラン保健相がツイッターで〈イブプロフェンなどの抗炎症薬の服用は感染を悪化させ得る〉と警告していた。

 WHOは、専門家らが検討中で、後日指針を出すというが、ベラン保健相の「警告」を半ば追認した格好だ。

■どこでも売っている風邪薬の主成分

 都内の薬局をのぞいた。30種類以上の市販の風邪薬が置いてあったが、半数以上は「イブプロフェン」の成分が含まれていた。どれも成分表のトップに記されている。店員の薬剤師は「強めの風邪薬にはたいていイブプロフェンが含まれています。発熱、痛み、炎症を抑えるのに強力な効果があります」と話した。

 イブプロフェン入りの風邪薬は街で普通に売られているのだ。

 ベラン保健相によると、イブプロフェンなど抗炎症薬が体内の免疫機能を軽減させる傾向があり、感染症の患者にとって危険が伴うという。発熱時、コロナ感染と知らずにイブプロフェン入りの風邪薬をうっかり飲んだら大変だ。しかし、症状から風邪かコロナかの区別はつけられない。

 医学博士の米山公啓氏が言う。

「発熱することで免疫能力が高まり回復に向かうのですが、37・5度ほどの熱の段階で、イブプロフェンのような強力な解熱剤を服用すると、熱が下がる一方、せっかく高まりつつあった免疫力が低下してしまうのです。37・5度程度では、解熱剤を服用しない方がいいでしょう。もし、38度を超えて食事や水分摂取がままならない状態になれば、解熱剤服用ではなく、コロナかどうかも含めてすみやかに医者にかかるべきです」

 コロナ禍が過ぎ去るまで、安易な解熱剤の服用は避けた方がいい。

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