76歳ヒットマンに銃撃され…高山若頭邸は若い衆が草むしり【アノ事件の今 コロナ禍の現場のその後】

76歳ヒットマンに銃撃され…高山若頭邸は若い衆が草むしり【アノ事件の今 コロナ禍の現場のその後】

山口組高山清司若頭と同若頭宅前で実況見分する捜査員ら(C)共同通信社

「パン、パン、パン」

 2月2日午後1時半ごろ、三重県桑名市長島町の閑静な住宅街で銃声が鳴り響いた。6代目山口組・高山清司若頭(72)の自宅に、元暴力団組員・谷口勇二容疑者(76)が銃弾4発を撃ち込んだ。

 神戸山口組との抗争が激化する中、三重県警が警戒に当たっており、谷口容疑者はその場で警察官に取り押さえられ、現行犯逮捕された。自宅は無人で、谷口容疑者は「弘道会に恨みがあった」と供述した。

 100坪の土地にたたずむ重厚な日本家屋の大邸宅は、周囲を堅牢な白壁に囲まれ、多数の監視カメラが設置。門に銃弾を撃ち込んだぐらいでは、ただ「返し」をしたというだけで、何の効果もなし。しかも谷口容疑者は高齢のため、獄中死の可能性もある。捜査関係者も「何をしたかったんやろうか」と首をかしげていた。

「谷口容疑者は、5代目山口組の若頭補佐やった中野太郎元会長が率いた中野会の元直参や。中野太郎は5代目のナンバー2やった宅見勝若頭を射殺し、絶縁処分となった。中野の射殺を指示したとされる渡辺芳則組長も引退に追い込まれた。その急先鋒が弘道会やったんや。谷口容疑者は中野の絶縁後も、山口組から独立した組に残っとったんやが、組は2005年に解散した」(捜査事情通)

 襲撃事件直後から、数人の警察官が24時間体制で自宅の警備に当たっていたが、最近は常駐はしていないという。近隣住民がこう言う。

「当時、事件のことは知らなくて、パトカーが行ったり来たりしていたので、『何かあったのかしら』と話していたほどです。引っ越してきた時から近所の人たちは、高山さんだと知っていました。若い人たちは皆、にこやかではないですが、挨拶をしますし、屋敷だけではなく、周囲の草むしりや掃除もしています。意外かもしれませんが、近所ではいい人たちと評判です。事件前は人が出入りしている気配はありましたが、今は誰もいないようでひっそりしています」

 大豪邸の主は、どこに潜伏しているのだろうか。

関連記事(外部サイト)