柔道3段50歳兵庫の数学教師 生徒に寝技かけた大人げのなさ

柔道部の生徒に顧問が重軽傷を負わせ逮捕 前任の中学校では訓告処分と懲戒処分受ける

記事まとめ

  • 無断でアイスを食べた柔道部員に激高し、技をかけて重軽傷を負わせた教諭が逮捕された
  • 現場には40代の副顧問もいたが、恐怖を覚え止めに入らなかったという
  • 容疑者は前任の中学校でも生徒に頭突きし鼻の骨を折り、懲戒処分を受けている

柔道3段50歳兵庫の数学教師 生徒に寝技かけた大人げのなさ

柔道3段50歳兵庫の数学教師 生徒に寝技かけた大人げのなさ

記者会見で謝罪する兵庫県宝塚市の森恵実子教育長(左)ら(C)共同通信社

体罰教師は失神してグッタリしている生徒をビンタで起こし、投げ技をかけ続けた。

 武道場の冷蔵庫にあったアイスキャンディーを無断で食べた柔道部の1年生部員2人に激高し、柔道技をかけて重軽傷を負わせたとして、宝塚市立長尾中教諭の上野宝博容疑者(50)が12日、傷害の疑いで兵庫県警宝塚署に逮捕された。9月25日、上野容疑者はふと冷凍庫を開け、OBから差し入れされた棒付きのアイスキャンディーが数本減っていることに気付いた。上野容疑者は部員を集め、渡り廊下で問いただしたが、生徒A君(12)は「知りません」と答えた。その後、A君が冷蔵庫周辺をウロウロしていたことを聞きつけた上野容疑者は、A君に「なんか知らんか」と詰め寄った。A君はアイスキャンディーを食べたことを認め、謝罪。それでも腹の虫が治まらない上野容疑者は、「今頃言うても許さへん」と激怒した。

 A君を柔道着に着替えさせ、「練習」と称して部員が10人ほどいる武道場でA君に背負い投げ、払い腰、内股、足払いをかけ、A君が失神すると頬をビンタして起こし、投げ技を繰り返した。

 たまらず、A君は倒れ込んだ隙に武道場から逃げ出すと、上野容疑者はA君と一緒にアイスキャンディーを食べていたB君(13)の柔道着をつかみ、畳に押し倒して袈裟固めをかけた。A君は入部したばかりの初心者、B君は体験入部中の素人だったが上野容疑者は柔道3段だった。

「現場には40代の副顧問もいましたが、柔道経験はなく、もともと逆らえない立場だったこともあり、冷静さを欠いた上野容疑者に恐怖を覚え止めに入らなかった。あまりにもひどい体罰に目を背ける生徒もいたそうです。上野容疑者はその夜、A君の自宅に謝罪に行ったが教頭には『行き過ぎた指導があった』と報告し、体罰という認識がなかった。両親に指摘され、はじめて認めたのです」(学校関係者)

■スイッチが入ったら自制がきかないタイプ

 上野容疑者は大卒後、一般企業を経て私立学校や他市で臨時講師をしながら2009年、宝塚市に正規採用された。前任の宝塚中では13年、生徒の胸ぐらをつかんで押し倒したり、ビンタをして2度の訓告処分、さらに生徒の顔に頭突きを食らわせて鼻の骨を折り、懲戒処分を受けている。

「確かにこれだけ処分を受けている教諭はそうはいませんが、信頼を置ける部分もあった。数学を教えられて柔道部の顧問をできる教諭はなかなかいません。普段からキレやすいわけではなく、いったんスイッチが入ると、自制がきかなくなるタイプです」(前出の学校関係者)

 有段者が初心者に技をかけることが、どれだけ危険な行為か分かっていないのか。


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