「桜を見る会」参加の半グレのドン 解散届提出は単なるパフォーマンス

「桜を見る会」参加の半グレのドン 解散届提出は単なるパフォーマンス

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「桜を見る会」に参加した大阪の半グレの元祖で数年前に沖縄県石垣島に拠点を移した反社グループリーダー、山根真一被告が4日、県警八重山署にグループの「解散届」を提出した。現在は保釈中の身で、事前に同署と地元メディアに解散する旨を告知。

 仲間10人と共に署を訪問し、島からの撤退を伝え、署名・押印した解散届を渡した。

 沖縄タイムスによれば山根被告は「島の人たちが安心して生活できるよう解散届を提出した。私も大阪に帰ります」と語り、繁華街・美崎町の飲食店など経営4店舗は全て閉店したという。

「観光客相手の強引な客引きや、ボッタクリが横行し、路上では関西弁で大声でしゃべる男たちがたむろ。ビーチでは上半身入れ墨だらけのこわもての男たちが、水上バイクの爆音をとどろかせていた。観光客相手に度々トラブルを起こすので、島の治安と評判は悪くなる一方でした」(地元関係者)

 山根被告は今年、賭博や傷害、強要、暴行で計5回、県警に逮捕された。

「額面通りには受け止められませんが、沖縄から出ていかざるを得ない状況まで追い詰めたのは間違いありません。ただ、解散届を出した後も注視し続けます。仲間がまだ残っているかもしれませんから。決して解散届を受理したわけではなく、一方的に『解散したい』との意思を示したので、『ハイ、分かりました』と話を聞いただけです」(捜査事情通)

 わざわざメディアを集め、大勢で署に押しかけたのも世間に「解散」を示す、それなりの意図があったのだろう。山根被告はコロナ禍で観光客が激減した4月から自宅のある大阪に戻り、好き放題やっていた。当時を知る大阪府警関係者は言う。

「解散届? 極道やあるまいし。公安委員会が指定するヤクザと違って、半グレ自体、そもそも警察が認めてへん組織なんやから、解散もクソもないで。何の意味もあらへん。裁判前の量刑対策なのか、それとも単にほとぼりが冷めるまで大阪におるつもりなのか。何の効力もないのを分かった上でのパフォーマンスかもしれん。山根被告が逃げるようにして大阪から出ていった時も徹底的に絞り上げ、常にヤツらの動きに目を光らせ、大阪では好きにさせへん、自由に身動き取られへんぐらい追い込んだからな」

 ともかく山根被告が自由にシャバの空気を吸うには時間がかかりそうだ。

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