「ガリガリ君」当たり棒偽造…4人の娘を持つ43歳“マスオさん”男の悲哀

「ガリガリ君」当たり棒偽造…4人の娘を持つ43歳“マスオさん”男の悲哀

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

4人の娘を持つ父親が一体、何をやっているのか――。アイスキャンディー「ガリガリ君」の当たり棒を偽造し、限定品のポケットモンスターの景品をダマし取ろうとしたとして、秋田県鹿角市の会社員、大野敬容疑者(43)が6日、詐欺未遂の疑いで埼玉県警深谷署に逮捕された。

 昨年11月上旬ごろ、ガリガリ君の製造元「赤城乳業」(埼玉県深谷市)のキャンペーン事務局に、それぞれニセの当たり棒1本が入った封筒が25通届いた。不審に思った赤城乳業が同月下旬、警察に「同一人物と思われる人から大量の当たり棒が届いた」と相談。封筒を調べるなど、捜査を進めていた。当たり棒は本物ソックリに偽造され、文字やロゴの焼き印があった。

 キャンペーンは昨年6〜7月に販売された商品が対象。当たり棒1本につき、非売品の「ポケモンカード」が1枚もらえる。昨年末に公開されたポケモン映画とのコラボで、フリマアプリなどでは数万円で取引されるほど価値が付いていた。

「ポケモンは人気のキャラクターで10年ほどのお付き合いになります。キャンペーン自体が景品表示法にのっとっていますので、当選確率はそれほど高いものではありません。なのに大量の当たり棒が届いた。それで事務局が不思議に感じたようです」(同社の担当者)

■得意の野球を小学生に教えていた

 大野容疑者の自宅の近隣住民がこう言う。

「5、6年ほど前、奥さんの実家にご家族で引っ越してきました。お子さんはすべて女の子で、小学校高学年、低学年、幼稚園、あと2歳ぐらいの幼児がいます。奥さんのご両親も一緒に暮らしていて、マスオさん状態でしたが、野球経験者だったため、定期的に近くの小学校で、子供たちに教えていました。家で仕事をしていたようで、『せっけんや洗剤を作って販売する仕事をしている』って言っていました。暮れにお子さんと一緒に近所を回って、歳暮でせっけんを配り、『もし必要ならパンフレットを持ってくる』と話していた。(逮捕された当日)お子さんが『父さん、警察と東京に行ったんだよ』と漏らすと、そばにいたお姉ちゃんが、『そういうことを言うんじゃないよ』と言い聞かしていました」

 よりによって「ガリガリ君」の景品欲しさという理由で、幼い娘たちにこんなつらい思いをさせるとは、子供たちがふびんでならない。

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