市井紗耶香氏が参院選に「再チャレンジ」 今井絵理子議員も改選で、元アイドル同士が「地上戦」

立憲民主党は2021年8月10日、22年夏の参院選に比例区の公認候補としてアイドルグループ「モーニング娘。」元メンバーの市井紗耶香氏(37)を擁立することを発表した。

22年夏には元「SPEED」メンバーで自民党の今井絵理子参院議員(37)も改選を迎える。自民党はすでに今井氏を比例区で公認することを決めており、全国で選挙区の候補者を応援することになりそうだ。市井氏も同様の選挙戦を展開するとみられ、元アイドル同士による「地上戦」が展開されることになりそうだ。

■落選後は党「つながる本部」コーディネーターで活動

市井氏は19年7月の参院選に旧立憲の公認を受け、比例区から出馬したが、次点で落選。落選後は市民団体などと一緒に政策づくりに取り組んだりする党内組織「つながる本部」のコーディネーターとして活動し、21年7月に投開票された東京都議選では立憲候補を応援した。

19年の参院選は7月21日に投開票されたが、市井氏が出馬会見したのは6月26日。準備期間の短さが敗因のひとつだとみており、今回は選挙の1年近く前に出馬表明することで、訴えを浸透させるための時間を取りたい考えだ。

市井氏は21年8月10日の記者会見で、

「声にもならないような、小さな声にも耳を傾け全国を歩き、まだそこにたどり着けない人に寄り添ってゆきたい」

などと決意表明。記者の質問に対しては、「●●さん、ありがとうございます」と、質問した記者の名前を復唱しながら丁寧に答えたが、政策面の答弁では不安が残った。

■具体的政策は「先輩議員の皆さんと一緒に学んでいき、吸収していきたい」

市井氏は19年の出馬会見では、

「当選できたならば子育て支援に関する政策を中心に主張していきたい」

と述べていた。この点を念頭に置いた

「少子化を克服するには政府は何をすべきか、できれば具体的に『こういうことが必要だ』。そこを少しお答えいただきたい」

という質問には、落選後の2年間で全国の声を聞いてきたことを改めて紹介した上で、総論について

「日本のこの出生率の低さということで言うと、子育てというところは、ひとくりでは収まらないと私は思っている。そこは、この日本の皆さんが、一度にみんなで支え合っていく世の中を作っていかなければいけないと思っている」

と説明した。ただ、質問されている具体策については今後の課題とするにとどめた。

「そのために具体的にどういうことをしていくか、そこに関しては、先輩議員の皆さんと一緒に学んでいき、吸収をしていきたいと思っている」

会見では今井氏に関する質問も出たが、「私は自分のことを、まずはひとつひとつ実現、実行していくという、その気持ちだけです」。選挙戦術については

「空中戦だけではなく、各地の候補者の方を含め、各地域の議員の方も一緒に回っていければ」

などと話し、知名度を生かして「地上戦」に力を入れたい考えだ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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