「#零票確認ガチ勢」いつから定着? 投開票日「恒例行事」の変遷をTwitterで辿る

ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)を運営しているスタッフがTwitterで注目された話題を厳選し、考察するコラムの第26回です。今回は「零票確認ガチ勢」についてお送りします。

Togetter社が解説する「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」<出張版>

先日、第49回衆議院議員総選挙がありましたね。Twitterでは投票日の早朝からハッシュタグ「 #零票確認ガチ勢 」 がトレンドに入り大きな盛り上がりを見せていました。

<今回が初投票である18歳の有権者のみなさん、投票1番乗りを目指す「#零票確認ガチ勢」となった報告ツイートが微笑ましい - Togetter>

零票確認とは、選挙の投票日の投票開始前に「投票箱に何も入っていないこと」を確認する行為。投票所に一番乗りした人だけができる、特別なイベントと言えますね。撮影OKの異常もあり、「空っぽの投票箱を撮影してツイートすること」が投票所へ行くモチベーションになっているユーザーも多いようです。

自治体によって異なるようですが、零票確認は「投票所に一番乗りした人が投票箱の中に投票用紙が入っていなことを確認、投票箱を施錠してから投票する」という流れだそう。感謝状や粗品がもらえることもあるようですね。

<「 #零票確認ガチ勢 の季節がやってきた」2019参議院選挙...空の投票箱を確認するため早朝から並ぶガチ勢のみなさんの戦いの様子がこちら - Togetter>

■#零票確認ガチ勢 はいつから使われるようになった?

最近では選挙の投票日になると、ハッシュタグ「 #零票確認ガチ勢 」がトレンド入りしたり、ネットニュースでも取り上げられたりするようになりました。では一体いつ頃から注目されるようになったのでしょうか。

Twitterでの変遷を調べてみると、2014年には「零票確認ガチ勢」という言葉がツイートされるようになったことが確認できました。ハッシュタグをさかのぼる限りでは、「零票確認ガチ勢」が初めてツイッターで使われたのは2月の都知事選でした。このときは、元厚生労働大臣の舛添要一氏が当選しています。

ただしこの頃はまだ一部のユーザーが使っているだけでハッシュタグにもなっておらず、あまり一般的ではなかったようです。12月の衆院選でも数人かのユーザーが使用しているだけでした。

その後、2016年にはハッシュタグ「 #零票確認ガチ勢 」が使われるようになり、以前よりも多くのユーザーが零票確認についてツイートするように。同年夏の東京都知事選では、Twitter Japanの公式アカウント( @MomentsJapan )もハッシュタグを使ってツイートしています。

2017年には10月に衆院選があったこともあり、「 #零票確認ガチ勢 」の認知がさらに広がり、Togetterでもこの時に「 #零票確認ガチ勢 」を扱ったまとめが初めて作成されました。

<投票日の早朝4時台から朝一番乗りで投票しに行き「ゼロ票確認」した人たち 記念品や感謝状がもらえる地域も #零票確認 #零票確認ガチ勢 - Togetter>

■2018年以降は毎回話題に

その後は選挙のたびに話題になり、「 #零票確認ガチ勢 」は定番化したと言っても過言ではない状況に。「零票確認」自体は第1回衆議院議員総選挙から行われていますが、Twitterのおかげで可視化され広く知られるようになったことでチャレンジャーが増えたと考えられます。

18歳になって初めての選挙は「零票確認」をしたい!という願望を持つ若者も増えているようです。これをきっかけに選挙に興味を持つのは嬉しいことですね。

<朝一番で選挙に向かう道中カブトムシを見つけてしまったので片手にカブトムシ、片手に入場券を持ったまま投票所に行き零票確認をする事になってしまった人 - Togetter>

<#零票確認ガチ勢 東京都知事選でも続々「選挙の人より早く来て恥ずかしい」「18歳で初めて選挙権もらって嬉しくて待機した」 - Togetter>

このようにTwitterでの変遷をたどっていくと、「零票確認ガチ勢」が盛り上がるようになった理由は次の3つが挙げられます。

・Twitterのおかげで零票確認という行為が可視化されやすくなったから
・ハッシュタグ化されたことにより各投票所の零票確認のさまざまなエピソードが横断的にシェアされるようになったから
・零票確認のツイートを見た人が次回の選挙で挑戦するといった広がりを見せたから

この記事で零票確認に興味を持った人も、機会があれば投票所に一番乗りしてみてはいかがでしょうか?以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。次回もお楽しみに。

(Togetter編集部)

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