夜道を運転中、巨大陥没が目の前に 長さ6m、もし速度出していたら...安全対策に問題は?市に聞く

島根県松江市内でナビに従って夜中に山道を走っていると、突然道路陥没の現場に遭遇して...。こんな体験をしたとツイッターで現場写真が投稿され、話題になっている。

投稿者によると、道路上にカラーコーンなどがあったが、バリケードは見当たらなかったという。安全対策に問題はなかったのか、市の道路課に話を聞いた。

■道路上には、ポールやカラーコーンの残骸らしきものがあった

車のライトに照らされた現場は、道路がえぐられるように陥没しており、完全に道が途切れている。穴の部分は暗くなっており、どのくらいの深さがあるか夜道では分からない。

この写真は、2021年12月20日に投稿され、道路が大きく陥没した様子に驚きの声が上がっている。

ツイッターの投稿内容によると、投稿者は松江市内の海岸沿いを車で走っていて、ナビが山方向に行く抜け道に誘導した。通り慣れていない夜道のため、ナビ通りにゆっくり進んでいくと、突然この陥没場所に行き当たったそうだ。

道路上には、ポールやカラーコーンの残骸らしきものがあったというが、投稿者は、片側通行かと思って右車線に寄りながら進んだという。看板を見落としたかもしれないというが、もしスピードを出していたらと考えると恐ろしくなったと明かす。陥没場所の直前にも、分かりやすい看板やバリケードを設置してほしかったと訴えている。後で道路状況を確認すると全面通行止めになっていたという。ナビがこの道を誘導した原因については、しばらく更新していなかったことによる可能性もあるとしたが、はっきりしないようだ。

投稿者は、翌21日の朝のうちに道路管理者に連絡して対応をお願いしたとしている。

この道路は、松江市内の市道千酌線で、市のサイトに掲載された道路状況によると、7月7日からの大雨で、道路下部の地下水が影響してこの場所が崩落し、土砂が流出した。この大雨では、市内各所で多数の道路災害が発生し、通行規制を行っているとして、陥没場所の写真も載せて、注意を呼びかけている。

■寒波による強風の影響で「看板やバリケードが倒れた」

市道を管理する松江市の道路課は12月21日、J-CASTニュースの取材に対し、陥没場所の状況について次のように説明した。

「7月の大雨で被災してから、市道を全面通行止めにして、入り口とこの場所の直前に看板とバリケードを2重に出していました。バリケードは、三角コーンをポールのようなバーで横につないで設置し、重しも乗せていました。ところが、12月18、19日の土日に寒波が来て、大荒れの天気になり、市内に強風が吹きました。その影響で、看板やバリケードが倒れており、投稿者の車はその後に市道に入ったのだと思います。穴に落ちる恐れもあったわけで、危なかったところでした」

バリケードなどが倒れたことについては、12月21日朝に連絡を受けて、道路課の職員が現場に行って確認した。連絡した人が、ツイッター投稿者かどうかは分からないという。

「倒れていたバリケードを再び設置し、安全対策を見直しました。風の影響を受けにくい具材や重しを増やし、強風で倒れないように強度を高めています。全面通行止めといった規制情報を出して周知しており、車のナビがなぜ誘導したかについては、こちらでは分かりません」

ちなみに、道路陥没の穴は、松江市島根町にあり、幅は道路と同じ約6メートル、長さも6メートル前後で、深さは約1メートルあった。現在は、再発防止のための調査を行っており、これから復旧工事の入札など発注手続きを行う予定。早ければ22年春ごろに着工し、同年内にも工事を終わらせて規制を解除したいとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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