菜の花畑が「映え写真」目的で踏み荒らされる 「せっかく育ってきたのに...」頭悩ます公園事務局

県営権現堂公園(埼玉県幸手市)の菜の花畑が、一部の人々によって踏み荒らされてしまっている。

取材に対し、公園事務局は2022年4月4日、花に包まれて写真撮影する人々の立ち入りが多いとし、ようやく花が育ってきたところで「残念です」と話す。

■「かなり踏み跡が目立ちます」

県営権現堂公園は桜の名所として知られており、現在はソメイヨシノと菜の花の見ごろを迎えている。公園事務局によれば、春の季節には30万人から50万人ほどが来園する。このように多くの見物客が集まる一方で、一部でマナー違反も見られるという。

ツイッターでは、菜の花畑に踏み入る人々に苦言を呈する声が上がっている。公園には「"菜の花を育てています"ロープ内に入らないでください」といった立て看板が設置されているものの、多くの人々がロープの内側を散策しているという。こうした投稿は何件かあり、看板が引っこ抜かれてしまっていたという目撃情報もあった。

公園の公式サイト上には4日、次のような苦悩が明かされた。

「鑑賞用ですので入っていただきたくないのですが、かなり踏み跡が目立ちます。
柵を張ってやたらに看板を立てると、せっかくの絵を台無しにしますので難しいところです」

取材に対し事務局は、「目的はだいたい花に包まれて写真を撮るという方が多いですね」と話す。入る人は多い日で「100人くらい」。様子を見て園内アナウンスなどで注意を呼び掛けるも、1人が立ち入ってしまうと、多くの人が続いてしまうという。

「今年の菜の花は生育が遅く、あと数日で満開となります。せっかく育ってきたところに踏み入られてしまうのは残念です。花を愛でる気持ちがあれば、このようなことはしないと思います。
少数の方だけでなく、皆が花を楽しめるよう、よく考えて行動していただきたいです」

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