車いす利用者に駆け寄って...ヤマト配達員の行動に「65万いいね」 介助動画に称賛、本部も「安全確保は重要な責務」

ヤマト運輸の配達員の行動がツイッターで賞賛されている。

業務中の配達員が走って向かった先は、段差を登れず困ったような様子の車いす利用者。配達員は颯爽と介助し、車に戻った。この様子を撮影した動画がツイッターで拡散され、「優しい」「素敵!」などと話題になっている。

■「コレが本当のクール(カッコいい)宅急便」

あるユーザーがツイッターで2022年4月26日、ヤマト運輸の配達員の取り組みを「優しい」と紹介した。20秒ほどの動画には、前に進めなくなってしまった車いす利用者が映っていた。

車道から歩行者通路にあがる段差が、車いすを阻んでいる様子。車いす利用者は、片手で柵をつかんで踏ん張っていた。

すると近くに停車していたヤマト運輸の配達員がトラックから降り、駆けつけてきた。配達員は走りながら声をかけ、車いす利用者の元にたどり着くとすぐに介助を行った。背もたれの手押しハンドルを握り、車いす利用者を歩行者通路へ押していった。配達員は介助を終えると、すぐに走って車に戻った。

この動画は27日17時点までに、11万件超のリツイート、65万件超の「いいね」が寄せられる大きな反響を呼んだ。リプライ欄には「コレが本当のクール(カッコいい)宅急便」「手を貸してすぐに戻るとかヒーローやん!」といった声が寄せられている。なかには自身も車いす利用者だとして「わたしも押してもらったり、ハマったのを押し上げてもらったり、車椅子から落ちたのを戻してもらった事あります」と感謝する声もあった。

■「地域社会により愛される存在となるために」

こうした反響を受けて、ヤマト運輸はツイッターで27日、話題となった発端の投稿を引用し、こう述べた。

「昨日の弊社社員の行いに対して多くのお褒め、労いのお言葉ありがとうございます。該当の社員とは連絡がとれており、これまでの他の模範となる取り組み同様、社内での共有を行ってまいります。
また、これから先も地域の一員としてお役に立てるように社員一同邁進して参ります」

J-CASTニュースの取材に対し、ヤマト運輸は「車いすの方が道路の段差を上がれず困っていたようすだったので、補助したとのことです」と、手助けをした経緯を述べた。その後の配送業務に支障はなかったという。SNSで動画が拡散されたことについては、介助した配送員の希望もあり、コメントを差し控えるとした。

配達時に心がけていることについては、次のように回答した。

「当社は、公共の道路を使用させていただき、日々の業務を行っております。
地域の皆さまの安全や安心を確保することは、重要な責務であると考えております。
今後も、地域社会により愛される存在となるために、努めてまいります」

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