内定者に「公開説教」 笠松競馬場「私の研修で何を聞いていましたか?」ツイートが賛否

笠松競馬場の公式Twitterがはっちゃけ予告の新入職員に"公開説教" パワハラとの声も

記事まとめ

  • 笠松競馬場がTwitterで新入職員というユーザーに"公開説教"をし波紋を広げている
  • ユーザーは、笠松競馬場に運良く引っ掛かった、本採用後にはっちゃけたいなどと投稿
  • 研修担当を名乗る人物は「私の研修で何を聞いていましたか?」とTwitterで苦言を呈した

内定者に「公開説教」 笠松競馬場「私の研修で何を聞いていましたか?」ツイートが賛否

内定者に「公開説教」 笠松競馬場「私の研修で何を聞いていましたか?」ツイートが賛否

内定者に「公開説教」 笠松競馬場「私の研修で何を聞いていましたか?」ツイートが賛否の画像

「あなたは私の研修で何を聞いていましたか?」。笠松競馬場(岐阜県羽島郡笠松町)が公式ツイッターで、春の新入職員というユーザーに「公開説教」をしたことが波紋を広げている。

同ユーザーが「(笠松競馬場に)運良く引っ掛かりました」と投稿すると、「研修担当」を名乗る人物が「その表現は、あなたに期待して採用する側としては、いかがなものかと考えます」と返信するなど次々に苦言。競馬場側は取材に「事実確認を進めています」と話している。

「『引っ掛けた』つもりはありません」

発端は、あるツイッターユーザーの「来月から笠松競馬場職員になるので、皆様よろしくお願い致します」「運良く引っ掛かりましたので、色々とチャレンジしてみたいと思います!」という2019年3月23日の投稿に対し、笠松競馬場の公式アカウントが25日にこんなリプライを送ったことだ。

「研修担当です。当方は、あたなたを『引っ掛けた』つもりはありません。その表現は、あなたに期待して採用する側としては、いかがなものかと考えます。4月1日にあなたの考えを採用担当者に説明してください。(ツイートは削除しないこと)」(カッコ含め原文ママ。以下同)

これだけではない。同ユーザーの「頑張ります。それ以上に、皆様の意見もお待ちしております」という投稿に対しては、

「研修担当です。パブリックにコメントを募りたいのならば、それに応じた手順と手続きが必須です。あなたのプライベートに対してコメントを募るのは、あなたの自由ですが、笠松競馬の業務上のことを(予定)職員である、あなたの個人アカウントをつかって意見を募るのは筋違いというものです」

と自覚を持つよう促す苦言。さらには「半年は仮採用なので下手なことは出来ないんですが、本採用になったら、はっちゃけたいと思ってます」という投稿に対しても、

「研修担当です。現時点で、すでに『下手なこと』をやってしまっていることに気が付いてください。頑張る気持ちは受け入れますが、半年後に『はっちゃけ』の予告をされると、当方には警戒しかありません。4月1日に『はっちゃけ』とは何かを聞かせてくいださい」

と釘を刺した。

このほかにも、「あなたは私の研修で何を聞いていましたか?ツイッターの個人アカウント上で公営競技に携わる公務員であることを世界に発信するリスクを、どよのうに考えているのですか?」とやはり指導の言葉を述べていた。

「組織としての程度が知れてる」「笠松競馬さんは何も間違っていません」

公式アカウントを使い、公開の場で新人を指導する一連の投稿には、

「引っ掛けるって悪い意味に捉える意味が分からない。内部統制もきちんとしてないんだろうなという想像すらできてしまう。人の人生なんで簡単に言えませんが辞退すべきですよ、組織としての程度が知れてる」
「企業の公式アカウントが内定者に公開説教する必要がどこにあるんですか」
「何故【ツイートは削除しないこと】なのですか? 公開パワハラしたいから? 笠松競馬、ガッガリや」
「いったいどういう教育を受けていたら公式垢で新人を叱責するなんてパワハラ公開やらかすんだ...こんな人がコンプライアンスだのネットリテラシーだの教えてるのか......」

と不快感を示す反応が続出。一方で、

「笠松競馬さんは何も間違っていません 私たちが安心して勝馬投票券を買えるのも競馬場の方がしっかり公平性を保った運営をしているからです 堂々としていてください」
「これをパワハラと言って企業を断罪する人のほうが怖い。採用予定者は仮採用の試用期間に採用しかねる人間性であれば不採用もできるのです」

と競馬場側を擁護する声も一定数ある。

笠松競馬場のアカウントは普段、レース情報や日々の活動、イベントの模様などを、親しみやすい口調で投稿している。過去3年の3〜4月の投稿をさかのぼって見てみても、今回のような春の新人職員を指導するような言葉は見当たらない。

笠松競馬場を管理する岐阜県地方競馬組合の担当者は26日、J-CASTニュースの取材に「ツイッター担当への事実確認を含め、内部で調査を進めています。今後どのように対応するか検討しています。」と話す。一連の投稿について「公式アカウントで投稿があったこと自体は事実です。問題がないとは思っていません。(指導するにしても)この方法しかなかったのかなど、色々と考えることがあります」としていた。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)