故意の危険球、張本氏「昭和の時代はいました」 ヤクルト青木への阪神・岩田の頭部死球で見解

故意の危険球、張本氏「昭和の時代はいました」 ヤクルト青木への阪神・岩田の頭部死球で見解

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野球評論家の張本勲さん(78)が、2019年5月12日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に生出演し、5月8日のヤクルト−阪神戦でみられた危険球による投手の退場について言及し、今回の投球は故意ではないが、かつては故意による危険球があったとの経験を明らかにした。

番組では、阪神・岩田稔投手(35)が、ヤクルト・青木宣親外野手(37)へ頭部死球を与え危険球退場したシーンを放送した。

「首の方、頭の近くにいかないと怖がらないから」

張本氏は岩田の投じた球に関して「あれは狙って投げたわけじゃないからね」と故意の投球ではなかったことを指摘した上で、「すっぽ抜けの球なんですよ。今、頭狙って投げるピッチャーだれもいないよ」と現代野球のスタンスを強調。ただ、その一方で自身の現役時代を振り返り、昭和当時の「死球事情」について

「昭和の時代はいました。首の方、頭の近くにいかないと(打者が)怖がらないから。こういうことを平気で言った人(投手=編集部注)がいるの」

と語り、故意に危険球を投げたことを認めた投手がいたことを明かした。

岩田は2018年8月19日の試合でも、同じ青木に対して頭部に死球を与えて危険球退場している。今回はこれが伏線となり、2年連続で岩田から頭部に死球を受けた青木が激怒。これに両軍ナインがベンチから一斉に飛び出し、あわや乱闘の騒ぎにまで発展。結局、岩田の危険球退場で一応の決着がついた。

この日の番組では、広島、日ハム、巨人で投手として活躍し、現在、野球解説者を務める金石昭人氏(58)が、投手の立場で今回の頭部死球を解説。

「青木選手のバッティングスタイルにもよるんです。(バッティングフォームが)少し前かがみなんです。今見ると、バッターボックスの白線の上あたりなんですよね、ボールが通っているところ。だからそんなに悪いボールではないと思う」

と語り、張本氏同様、岩田の故意による危険球説に懐疑的な見方を示した。