安倍首相、憲法改正「スケジュールありきではない」 支持率低下で2020年施行目標を「封印」

安倍首相、憲法改正「スケジュールありきではない」 支持率低下で2020年施行目標を「封印」

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安倍晋三首相は2017年8月3日夕方に行った、第3次安倍第3次改造内閣発足にともなう記者会見で、自らが提案していた憲法改正について「スケジュールありきではない」と述べた。安倍氏は5月3日の憲法記念日に読売新聞のインタビューなどで、東京五輪・パラリンピックが行われる20年を目標に、憲法9条に自衛隊の根拠規定を設けるなどの改正を行い施行したいと表明していた。こういった目標を「封印」したことになる。

安倍氏は会見冒頭、森友学園、加計学園、防衛省の日報問題で「国民の皆様から多くの不信を招く結果となった」として数秒間にわたって頭を下げるという異例の低姿勢ぶりを見せた。強引な政権運営が支持率低下につながったことから、軌道修正を図った可能性もある。

今回は「印象操作のような議論に対して...」のような「責任転嫁」なし

安倍氏は会見冒頭で

「改めて、深く反省し、国民の皆様におわび申し上げたいと思う」

と述べ、頭を下げた。安倍氏は6月19日の記者会見でも、国会答弁について

「大変申し訳なく感じている」
「深く反省している」

と陳謝していたが、

「印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまう」

と述べ、事実上、野党に責任を転嫁していた。今回の会見は、こういった前提なしに「おわび」した。

安倍氏は自らの提案について

「議論をさらに深めていく必要があると考え、私は一石を投じた」

などと説明する一方で、「スケジュールありきではない」とした。その上で、

「国会が発議をするから、しっかり国会で議論していく。また、党主導で進めていってもらいたい」
「これからもしっかり党で議論し、国民の皆様の議論が深まり、国会での議論が深まっていくことを期待している」

などと述べた。

衆院解散については「全くの白紙」とした。