あの中村彩氏も苦言 取材に「無回答」の都民ファは「議員として何がしたいのか」

あの中村彩氏も苦言 取材に「無回答」の都民ファは「議員として何がしたいのか」

あの中村彩氏も苦言 取材に「無回答」の都民ファは「議員として何がしたいのか」の画像

「なんで議員になったんだろう、都民ファーストの会の人たち」と疑問を呈したのは、自民党から東京都議会議員選挙に立候補し、落選した中村彩氏である。

発言は、都議を対象にマスコミが実施したアンケート結果へのものだ。「安倍政権を評価するか」などを質問しているが、都民ファーストの会(都民ファ)所属議員の53人中50人が「無回答」となっており、この回答姿勢にはインターネット上でも否定的な声が少なくない。発言の真意について中村氏はJ-CASTニュースの取材に応じた。

「議員は都民の代表として意見を主張することに大きな意味がある」

毎日新聞2017年8月7日朝刊によると、同紙は7月の都議会議員選挙に当選した議員を対象に、「安倍政権を評価するか」「憲法改正に賛成か」を聞き取り、都議127人のうち都民ファ所属の2人を除く125人が返答した。

ところが2つの質問いずれも、都民ファの53人中50人が「無回答」だった。そのほとんどが無回答の理由として「都議として都政に専念する立場であり、国政についてのコメントは控える」と書いていたという。また、公明党の23人、自民党の22人、共産党の19人、民進党の5人は、2つの質問いずれも党ごとに偏りがあったが「無回答」はいなかった。

都民ファは以前から、所属議員のメディア露出に対し消極的な姿勢を取っており、今回の回答もそうした党の意向を反映したものとみられる。こうした都民ファの「回答」の仕方にツイッター上では「そりゃそうやろ。都議員に聞く質問ではない 偏向メディアの罠を回避するのは当然の事」と理解を示す声も出ている。ただ、

「50人が無回答って酷いな」
「市民に黙秘権を行使するという斬新なスタイル」
「都民ファーストの姿勢にどんどん疑問符がついていく」

といった意見も複数出ていた。

自民党東京都連元幹事長・内田茂氏の後を継いで都議選に立候補し、落選した中村彩氏もツイッターで7日、こう主張している。

「...なんで議員になったんだろう、都民ファーストの会の人たち(^O^) 議員は都民の代表として意見を主張することに大きな意味があるのに!主張を制限されて我慢するくらいなら、落選してもこうやって意見を自由に主張できる自分のほうがまし!」

このツイートの真意について中村氏は8日、J-CASTニュースの取材に応じた。中村氏は「前提として、都民ファーストの会のみなさんは都議だから東京都のことを考えるのが最も重要で、それに対して憲法の質問をするのはナンセンスだとは思います」と前置きし、こう話す。

「都政は予算も大きく、都議選は国政選挙への影響もあります。こうした関係からすると、都議は国への意見を多かれ少なかれ持っているはずです。それが『無回答』というのは議員として何をしたいのかちょっとよく分かりません」「『ブラックボックス』に今もなってしまっている」

また中村氏は「都議として都政に専念する立場」という「無回答」の理由についても、「国政について答えても都政に専念はできるはず」と指摘。その上で「マスコミに揚げ足を取られるおそれを懸念しているかもしれません。ただ都政に邁進している姿勢をブログやSNSなど自分のチャンネルでアピールできる時代です。私自身も揚げ足を取られる経験を何度もしましたが、自分の発信で少しでも誤解を解こうと思ってきました」と、あくまで自身の考えを発信するスタンスが大事だとする。

さらに

「マスコミのアンケートは、有権者が知りたいことを代わりに聞くという側面もあります。それに答えないのは民意に背くということになると思います」

とも主張。「自民党都連も党としての答えを用意してくれましたが、私は自分の考えで回答しましたし、咎められませんでした」と自身の経験を絡めた。

こうしたことから、都民ファはじめ都議に求めることとして「豊洲移転の決着をみても『元の木阿弥』の感を受けます。都議会はチェック機関として、時には小池百合子都知事と対立してもおかしくないはず。結局、自民党都連が言われていた『ブラックボックス』に今もなってしまっているように感じます。そうしたら都議選での有権者の票が無駄になってしまいます。都議選では、都民のみなさんが自民党都連ではなく、都民ファーストの会に期待し、投票しました。その期待に応えるべきであり、応え方として都民全体にとっての最適解を求めていってほしいです」と話していた。