さよなら「根津メトロ文庫」 駅構内で30年、まもなく歴史に幕

東京メトロ千代田線根津駅の「根津メトロ文庫」撤去へ SNS上では惜しむ声が相次ぐ

記事まとめ

  • 東京メトロ千代田線根津駅に設置されたミニ図書館「根津メトロ文庫」の撤去が決定
  • 東京地下鉄によると直近の蔵書数は約200冊で、1日5〜10人ほどが利用しているという
  • 10月ごろ、駅に「近々撤去する」との張り紙が掲出され、ツイッター上で残念がる声も

さよなら「根津メトロ文庫」 駅構内で30年、まもなく歴史に幕

さよなら「根津メトロ文庫」 駅構内で30年、まもなく歴史に幕

さよなら「根津メトロ文庫」 駅構内で30年、まもなく歴史に幕の画像

東京メトロ千代田線根津駅に設置されたミニ図書館「根津メトロ文庫」が、撤去されることが決まった。

駅のシンボルとして利用者に親しまれてきただけに、SNS上では惜しむ声が相次いでいる。

「かなしい...高校の思い出...」

根津メトロ文庫は1989年、根津駅に設置された。

車両を模したボックスに駅利用者が本を寄付し、駅員が確認したのち、自由に借りることができる。

東京地下鉄(東京メトロ)の広報担当者は19年10月28日、J-CASTニュースの取材に、設置の経緯を「当時、お客様サービスの観点から飾り付けやイベント等を実施しており、その中の取り組みの一つとして設置しました」と話す。直近の蔵書数は約200冊で、1日5〜10人ほどが利用しているという。

しかし19年10月ごろ、駅に「近々撤去する」との張り紙が掲出され、ツイッター上で「かなしい...高校の思い出...」「結構マニアックな本もあり、学生の頃は特に結構お世話になりました」「ファンも多いので、保存のためのクラウドファンディングや寄付が集まりそうですが...」と残念がる声が多数書き込まれた。

「設置当初の役目は終えた」

東京地下鉄の広報は、撤去理由を「老朽化が進み、安全管理が難しくなってきました。時代が変わる中で、ご利用になるお客様も減少しましたので、設置当初の役目は終えたと判断しました」と説明する。現時点で撤去日は未定。

利用者からは、同社の関連公益法人が運営する「地下鉄博物館」に展示してほしいとの声もあるが、撤去後の活用方法は決まっていないという。

惜しむ声については「そういった声を頂けるのは大変ありがたい事で、長い間ご愛顧いただきありがとうございました」と感謝した。