「ゴミだと思って荷物廃棄」ホテルと客が示談成立 宿泊から2か月「多大なご心労をおかけした」

「ゴミだと思った」ホテルが客の荷物を廃棄 賠償を求めていた男性が示談成立を報告

記事まとめ

  • 9月にある男性が、ホテルに預けた荷物が勝手に捨てられたとTwitterに投稿した
  • ホテル社長は「ゴミだと思った」と説明、男性はホテルに賠償を求めた
  • 宿泊から約2カ月が経った11月9日、男性はホテルとの示談成立をTwitterで伝えた

「ゴミだと思って荷物廃棄」ホテルと客が示談成立 宿泊から2か月「多大なご心労をおかけした」

「ゴミだと思って荷物廃棄」ホテルと客が示談成立 宿泊から2か月「多大なご心労をおかけした」

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「ゴミだと思った」ことを理由に、預けた荷物が勝手に捨てられたとして、東京の宿泊ホテルに賠償を求めていた男性が2019年11月9日、同ホテルとの示談が成立したことをツイッターで報告した。

同ホテルも11日、代理人弁護士を通じてコメントを寄せた。「当該お客様に多大なご心労をおかけしたことにつきましては、今後も真摯に反省し、再発防止策を徹底し、信頼回復に努めていく所存でございます」としている。

宿泊日から約2か月後

同ホテルを利用したのは、ツイッターユーザーの男性「スズキしんや」(@suzuki_predat)さん。名古屋から東京へ来た9月6日のことだった。

J-CASTニュースの10月の取材に応じていたスズキさんによると、午前中に到着し、荷物の折り畳み式キャリーカートと、その上にテープで固定していたダンボール箱をホテルに預けて外出した。だが、ホテルに夜帰ってくると、テープが剥がされてダンボール箱がなくなっていた。その場でホテルの社長に尋ねると、「ゴミだと思った」として捨てたと言われた。

捨てられた箱の中には、スズキさんが依頼を受けて塗装や仕上げをしたガレージキット(組み立て式の模型)の完成品が入っており、東京で展示会に出展後、依頼者に引き渡す予定だった。破損を懸念して宅配を避け、自ら運んできたものだった。当時の取材に「まさかホテルに預けてこうなるとは...」と不可解な様子で話していた。

スズキさんは説明や賠償を求め、ホテルと連絡を取り続けた。ガレージキットの材料費や製作費などの領収証・資料を整理して金額をまとめ、内容証明でホテルに請求書を送付するなどしてきた。(その他詳細はJ-CASTニュースの10月19日配信記事<「ゴミだと思った」預けた荷物、勝手に開封し捨てる ホテルに宿泊客激怒...両者の主張は?>で報じている)

報告があったのは宿泊から約2か月が経った11月9日。スズキさんはツイッターで、

「この度、東京のホテルに関して生じた事件に関し、示談が成立し、賠償金も支払われましたので、今後、当該ホテルに関する投稿は致しません」

と示談成立を伝えた。

また、今回のホテルとの件について言及してきた直近2か月間の投稿をすべて削除した。スズキさんは11月11日の取材に対し「示談のことや、示談後のことにつきましては、申し訳ありませんがツイッターに書いた内容以上のことをお伝えできません」とした。

ホテル側「よりよい宿泊環境を提供できるよう精進してまいります」

ホテルは10月18日の取材当時、代理人弁護士を通じ、「当該お客様に対しては、当社弁護士を通じて、謝罪の意思をお伝えし、できる限りの誠意を尽くして、当該お客様とのお話合いをさせていただいたうえで、できる限り必要な補償をさせていただきたいと考えております」などとするコメントを寄せていた。

示談成立について11月11日、確認を求めると、代理人弁護士はホテル名義のコメントを寄せた。示談成立の事実や、再発防止に努めることを、以下の通りに伝えている。

「当館において、お客様のお荷物に関する不適切なお取り扱いの件につきまして、当該お客様との間において示談が成立したことをご報告致します。当該示談の詳細については、申し上げることはできませんので、ご了承ください。

この度のことで、当該お客様に多大なご心労をおかけしたことにつきましては、今後も真摯に反省し、再発防止策を徹底し、信頼回復に努めていく所存でございます。

お客様及び関係者の皆様には、たくさんのご心配をいただき誠にありがとうござました。

当館は、お客様に、よりよい宿泊環境を提供できるよう精進してまいりますので、今後とも、何卒、よろしくお願い申し上げます」

(J-CASTニュース編集部 青木正典)