安倍首相は「隅々何一つ欠かない完璧な馬鹿」 北朝鮮談話、「弾道ミサイル」めぐり過激化

安倍首相は「隅々何一つ欠かない完璧な馬鹿」 北朝鮮談話、「弾道ミサイル」めぐり過激化

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北朝鮮が1か月ぶりに弾道ミサイルを発射した問題では、北朝鮮側は「超大型ロケット砲」の試射だと主張している。そのため「弾道ミサイル」だとみなしている日本政府などを激しく非難した。

安倍晋三首相を「隅々何一つ欠かない完璧な馬鹿」などと口を極めて罵倒し、「本当の弾道ミサイルが何かを遠からず、それも非常に近い所で見ることになるかもしれない」として、さらに長距離の弾道ミサイルを発射する可能性に言及した。

「最初から永遠に向き合わないのが上策」

北朝鮮が日本批判を展開しているのは、11月28日の発射をめぐってだ。11月30日に朝鮮中央通信を通じて出した北朝鮮外務省の日本担当副局長の談話で、

「世界がわれわれの今回の試射についてロケット砲試射と正しく評しているが、ただ一人安倍だけがロケット砲をミサイルと言い張って大きな事でも起こったかのように甲高い声を上げ、へんてこに振る舞って世人の嘲弄(ちょうろう)の種になっている」

などと主張。

安倍氏が金正恩・朝鮮労働党委員長と条件を付けずに会談に臨む意向を示していることを念頭に、会談の可能性を否定した。

「目にも止まらない小人を無駄に相手すれば恥をかくだけなので、最初から永遠に向き合わないのが上策ということが日ごとに固まっていくわれわれの考えである」

さらに、北朝鮮が主張するところの「弾道ミサイル」を発射する可能性に言及した。

「安倍は本当の弾道ミサイルが何かを遠からず、それも非常に近い所で見ることになるかもしれない。(中略)安倍は実に、隅々何一つ欠かない完璧な馬鹿であり、またといない希代の政治小人である。平壌は、安倍という品物をこのように品評する」

「サイズが大きく飛行距離も長いため、短距離弾道ミサイルに分類」

北朝鮮は8月24日と9月10日に「超大型ロケット砲」を発射しており、それぞれ最大飛行距離は350〜400キロ、最大高度は50〜100キロ程度と推定されている。この2回の発射について米国の民間シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は、短距離弾道ミサイルのKN-25型だと分類。その理由を

「北朝鮮の国営メディアは『超大型ロケット砲』だとしているが、ミサイルはサイズが大きく飛行距離も長いため、在日米軍では短距離弾道ミサイル(SRBM)に分類している」

と説明している。

10月30日、11月28日も北朝鮮は「超大型ロケット砲」を発射したとしているが、ミサイルの直径や飛距離が8、9月のものと同様だったため、いずれもKN-25に近い種類だとみられている。

10月30日の発射の際も、北朝鮮は「弾道ミサイル」の呼称に反発。11月7日に宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が安倍氏を

「人間としての値打ちもない」

と罵倒する声明を出し、やはり中長距離弾道ミサイル発射の可能性に言及している。

「一時、島国の上空を飛び越える飛翔(ひしょう)体の軌跡や轟音(ごうおん)だけを聞いても、びっくり仰天していた小人らが、その時のその不安と恐怖がそんなにも懐かしくてわが朝鮮にあくまでも挑戦しようとするなら、われわれは日本という孤独な島を眼中におかずわれわれがなすべきことをするようになるであろう」

国連安保理の制裁決議では、弾道ミサイルの技術を用いた発射実験を禁止している。北朝鮮としては「超大型ロケット砲」であれば国連決議に抵触しないと主張する狙いもあるとみられる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)