あの「碧志摩メグ」は、今も地元で活躍している 関係者が語る「批判」への向き合い方

あの「碧志摩メグ」は、今も地元で活躍している 関係者が語る「批判」への向き合い方

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萌えキャラ「碧志摩(あおしま)メグ」が5年前に一部でバッシングを受けたことがあった。以降も、「性的だ」「女性蔑視になる」などと指摘を受けて騒ぎになるケースが後を絶たない。

最近では、女子高生キャラを描いた「ラブライブ!サンシャイン!!」のパネルが撤去され、論議になった。その後の碧志摩メグは、どんな状況なのだろうか。

「キャラは、地元に受け入れられて大人気ですよ」

「キャラの姿は、当時とまったく変わっていませんが、地元に受け入れられて大人気ですよ」

三重県志摩市の海女をモチーフにした碧志摩メグを手がけるプロデューサーの浜口喜博さん(43)は2020年2月19日、J-CASTニュースの取材にこう答えた。

公式サイトなどを見ても、太ももがはだけ、胸を強調しているとされたキャラは健在だ。

浜口さんによると、志摩市の地元では、碧志摩メグを描いた「痛チャリ」などの貸し出しが行われ、おくすり手帳など10種類ほどのグッズが出回っている。着ぐるみのゆるキャラも、土産物店でPRしているほか、イベントなどにも出ているという。

さらに、クラウドファンディングで資金を集め、アニメの舞台が多い東京都立川市では、碧志摩メグのラッピングバスが3月末まで運行している。19年11月24日に行われた都心快走では、ファンが乗車を楽しみ、沿道にはカメラを持って待ち構える人の姿も見られた。

20年1月からは、ユーチューブに公式チャンネルを開設し、碧志摩メグは、「Vtuber」としても活動を始めた。声は、三重県出身の人気声優、小松未可子さん(31)が担当している。

「撤去するぐらいなら、初めからやるなと言いたい」

浜口さんは、テレビを通じてデビューした元鈴鹿8耐レーサーとしても知られている。浜口さんが監督をするチームでは、碧志摩メグとコラボした「痛バイク」でレースに参戦する予定だ。

「フランスのル・マン24時間レースにも出て、日本の漫画文化の影響力を感じました。Vtuberの碧志摩メグがレースなどの動画を配信し、地元の鈴鹿8耐で世界一を取るのが目標ですね」

公式チャンネルの登録者は、2月19日夕現在では1500人ほどに留まっているが、「コラボしたレースなどの配信が始まれば、変わってくるのでは」と浜口さんは言う。

2015年8月に「海女の誤解につながる」などと地元の女性らが志摩市の公認撤回を求める署名活動にもなった騒ぎ以降、バッシングはないといい、ラブライブのパネル撤去などについては、こう言う。

「撤去するぐらいなら、初めからやるなと言いたいですね。応援しているファンもいるのに、腹立たしい気持ちがします。地元を盛り上げようと頑張っている人にも申し訳ないと思います。批判には、地域で効果があることを説明し、毅然とした対応をしないといけないですよ」

市から15年11月に公認を取り消されたときは、公認がない方が縛りもなくて自由に活動できると考え、それで公認撤回を市に申し出たという。

「市からまた公認したいという話はありませんが、こちらは公認してほしくないと思っていますよ」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)