元劇団四季「望月龍平」が唱える奇怪な陰謀論 米で猛威「Qアノン」から影響も?

元劇団四季「望月龍平」が唱える奇怪な陰謀論 米で猛威「Qアノン」から影響も?

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劇団四季出身で俳優の望月龍平さん(41)が、「原爆は落とされたんじゃなく 打ち上げた」などとツイッターで独自の主張を繰り広げ、物議を醸している。

望月さんは、ある米国の団体などが情報の出所だとしているが、ネット上では、陰謀論ではないかとの指摘が出ている。本人は、「陰謀論ではなく、隠されてきた真実を言っている」と主張して、ツイッターなどで反論を繰り返している。

公的機関のウソを暴くという米国の団体の主張を元に、独自の見解

「真実を伝え人々を目醒めさせています」。望月さんは、2020年4月27日のツイートを一時トップに固定し、有料のオンラインサロンなどをしている自らの活動をこう説明した。

拠り所としているのが、「ホワイトハット」という米国の団体だという。その英文の公式サイトによると、公的機関のウソを暴き、真実を伝える活動をしていると自己紹介している。マスコミが伝えないような内部の機密情報を流すのが目的だという。もっとも、公式ツイッターのフォロワーは900人、YouTubeチャンネルが8600人程度で、それほど「知名度」の高い組織ではないようだ。

また、望月さんの投稿内容と「Qアノン」と呼ばれる陰謀論の関係も指摘される。これは米国で3年前、ネット掲示板で「Q」と名乗る人物がトランプ政権の内部情報だとする書き込みをしたことをきっかけでできたもので、こちらは社会問題ともなっている。その信奉者たちはトランプ大統領を正義とし、オバマ前大統領ら民主党系の政治家を非難のターゲットにしているのが特徴だ。トランプ氏の支持基盤の一部ともされるが、トランプ氏は距離を保っているとの情報もある。

望月さんは、関係者同士のつながりから、自らのオンラインサロンがホワイトハット公認になったとする。また望月さんによれば、Qはホワイトハットの「広報部隊」に過ぎないのだとか。望月さんは、ツイッターでオバマ氏らを激しく攻撃する一方、日本国内の社会問題についても独自の主張を繰り返している。

「原爆は落とされたんじゃなく 打ち上げたのです それを爆発させたのは日本ですよ 本当の悪は誰でしょ」

広島や長崎の原爆について、地上500〜600メートルで火球ができたとの別の人のツイートを引用し、5月16日にこう自らのツイッターで発言すると、次々に拡散されて炎上状態になった。

「広島で育った者としては、怒りで震えます」と反発も

「ちゃんと現実見て」「投下時に撮影しているフィルムはなんなんでしょうね。広島で育った者としては、怒りで震えます」といったリプライが寄せられると、望月さんは、「映像なんて幾らでも捏造できるんですよ」「調べてください」などとすぐに反論した。

5月17日には、反響があったとしてさらにツイートし、2011年3月11日の東日本大震災は「人工地震」だったなどと主張した。震源地の深さが10キロならそうだとも言う。このほかにも、新型コロナウイルスについて、人工ウイルスであり作られたパンデミックだとも主張した。

これらの背景には、ある国の人たちによる特殊工作員の存在があるなどと根拠不明の説明をしている。

望月さんには、菅義偉官房長官の会見で有名になった東京新聞の望月衣塑子記者が姉にいるが、17日には、「俺と姉貴は全く歴史認識違う」「喧嘩になるのでその辺りの話は会ってしない」と明かしていた。

望月さんの主張については、同じ説などを支持する人たちから共感の声もあるが、一般常識とあまりにもかけ離れていることから、ネット上で疑問や批判が相次いでいる。

「地震兵器とか言う人達?」「陰謀論かよ」「投下後ある高度で爆発するように設計されてるの知らないの!?」「自分の知ってる情報だけは捏造されてないと思うんだろうか」などだ。

ネットで疑問や批判が出ていることについて、J-CASTニュースは望月さんに取材依頼したが、21日正午までに回答はなかった。