エンジンかけっ放しで「車内取り残し」 姉妹死亡で関心、どんな危険があるのか

エンジンかけっ放しで「車内取り残し」 姉妹死亡で関心、どんな危険があるのか

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香川県高松市内で幼い姉妹が車内に取り残され、その後死亡が確認されたと報じられ、一体何があったのかと悼む声が広がっている。

その後、母親(26)が保護責任者遺棄致死の疑いで県警に逮捕される展開になったが、車内の環境などで気を付けるポイントを自動車メーカーに聞いた。

「戻ったらエンジンが切れていた」と母親は話したというが...

「エンジンをかけたまま車を離れたつもりだったが、戻ったらエンジンが切れていた」

読売新聞の2020年9月3日付ウェブ版記事によると、母親は、現場近くの住民にこう話したという。

この事件では、3日12時40分ごろ、「子供が車内でぐったりしている」と母親から119番通報があった。母親は、「車から少し離れて、戻ってきた」と通報で説明したという。

各メディアの報道によると、駆け付けた救急隊員が後部座席にいた姉妹に心臓マッサージをしてもぐったりしたままだった。幼稚園に通う3歳と6歳の姉妹は、搬送された病院で14時半ごろに死亡が確認された。死因は調査中だが、熱中症によるとみられている。

3日の高松市は、最高気温が9月では観測史上最高の37.6度を記録していた。

母親はエンジンをかけ、短時間車から離れたと思われただけに、当初は母親に同情する声も一部で聞かれた。

ところが、4日になって、母親は、2日21時ごろから高松市内の飲食店数軒をはしごし、それから通報するまでの間の少なくとも数時間、姉妹を車内に放置していた疑いが出てきた。現場周辺の防犯カメラの映像から分かったといい、母親は、別の場所で駐車して、その後車を移動したともみられている。逮捕された母親は、調べに対し、黙秘しているという。

「ガソリン車なら、かけっ放し状態のままのことが多い」

姉妹の車内取り残しは、事件へと発展したが、もし子供が車内に残された場合はどんな危険があるのだろうか。

母親の車は、ドイツ製の高級車だったが、最近の車について、トヨタ自動車の広報担当者にJ-CASTニュースが9月4日に取材して話を聞いた。

エンジンをかけておけば、エアコンで車内を冷やすことができる。エンジンをかけたまま、ドライバーが車を離れると、エンジンがしばらくして止まることはあるのか。

自社の車について、担当者は、こう話した。

「ハイブリッド車については、エンジンをかけっ放しで行くと、充電された後にエンジンが止まります。ガソリン車なら、しばらくしてエンジンが停止することはなく、かけっ放し状態のままのことが多いですね。しかし、車種や年代によって色々なタイプがあり、一概には言えません」

外からドアをロックした場合は、車内からドアを開けられないかについては、こう言う。

「ロックしても、大人が車内からドアを開けられない車はないと思います。ただ、チャイルドロックされていれば、後部座席からドアを開けることはできないですね」

エンジンが止まった場合、車に始動ボタンがあっても、ブレーキを踏まないとかからないのが普通だそうだ。ボタンを押してアクセサリーの電源が入り、エアコンが効いても、長時間ならバッテリーが上がってしまうことも考えられる。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)