住居侵入の男性、逆転無罪=「立ち入り禁止明示なし」―大阪高裁

住居侵入の男性、逆転無罪=「立ち入り禁止明示なし」―大阪高裁

大阪高等裁判所、大阪地方裁判所、大阪簡易裁判所合同庁舎=2014年、大阪市北区

 他人の住宅敷地内に侵入したとして、住居侵入罪に問われた男性被告(37)の控訴審判決が16日、大阪高裁であった。長井秀典裁判長は「立ち入った場所は住居を囲んでいる土地に当たらない」として、懲役10月、執行猶予3年とした一審神戸地裁判決を破棄し、無罪を言い渡した。

 長井裁判長は、敷地と駐車場の境の一部にしか塀が設置されていないため、「部外者の立ち入りを禁止するという居住者の意思が明示されているとは認められない」とした。2020年11月の一審判決は敷地全体が住居を囲む土地と判断していた。

 男性被告は18年10月18日午後9時55分〜同10時10分ごろ、神戸市内の民家北西側にある駐車場部分から浴室付近まで侵入したとして起訴された。 【時事通信社】