赤木ファイル原本「財務省に」=国側回答、地裁に提出へ―大阪

赤木ファイル原本「財務省に」=国側回答、地裁に提出へ―大阪

森友学園をめぐる国家賠償請求訴訟の進行協議後、記者会見する赤木雅子さん=16日午後、大阪市北区

 学校法人森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が国などに損害賠償を求めた訴訟の進行協議が16日、大阪地裁であった。原告側代理人によると、国側は赤木さんが改ざんの経緯などを記した文書「赤木ファイル」の原本について、「財務省にある」と初めて明らかにした。

 国側は1週間後をめどに原本を提出し、地裁が表紙などの外観や6月末に証拠採用した写しとの同一性などを確認する。原告側には、9月8日の次回進行協議の期日までにも回答がある見通し。

 国側が写しで黒塗りとした財務省職員の氏名については、「個人情報だから出せない」と回答があったという。大阪市内で記者会見した雅子さんは「名前を明かさないのはひきょう。夫のことは誰も守ってくれなかった」と訴えた。

 文書は計518ページ。国が黒塗り処理した上で6月に開示したのは写しで、原告側が原本の提出を求めていた。 【時事通信社】