コロナ治療「カクテル療法」承認=国内4例目、軽症者用初―厚労省

コロナ治療「カクテル療法」承認=国内4例目、軽症者用初―厚労省

コロナ"カクテル療法"承認へ

コロナ治療「カクテル療法」承認=国内4例目、軽症者用初―厚労省

田村憲久厚生労働相=7日、国会内

 田村憲久厚生労働相は19日、中外製薬(東京都中央区)が申請した新型コロナウイルス治療の「抗体カクテル療法」で使う新薬について、緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」に基づいて正式に薬事承認した。国内4例目で、軽症者対象の治療薬としては初の承認となる。

 これまでの3例は別疾患の治療薬を転用したものだが、新薬は新型コロナ用に開発された。抗体カクテル療法では、2種類の抗体「カシリビマブ」「イムデビマブ」を組み合わせた点滴薬を投与する。国内では、重症化リスクを持ち、酸素投与を必要としない入院患者を対象に使用する。20日から各地の医療機関へ配送を始める。

 海外の臨床試験(治験)では、入院や死亡のリスクを約7割減らす効果が確認された。感染したトランプ前米大統領への治療に使われたことでも知られる。

 米リジェネロン・ファーマシューティカルズが開発し、中外製薬が国内での販売を担う。米国では昨年11月に緊急使用許可が出ており、日本では今年6月に承認申請されていた。

 国内ではこれまでに、抗ウイルス薬「レムデシビル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」、リウマチ薬「バリシチニブ」がコロナ治療で使われている。 【時事通信社】