夏本番「水難事故に注意を」=府警初の女性船舶職員船戸さん―大阪

夏本番「水難事故に注意を」=府警初の女性船舶職員船戸さん―大阪

訓練に参加した大阪府警の船舶職員、船戸祐里さん=12日、大阪市港区

 海や川でのレジャーが本格化する夏本番を迎え、大阪府警が水難事故の防止を呼び掛けている。警備艇を使った訓練も公開し、船長として参加した府警初の女性船舶職員船戸祐里さん(29)は「水辺で遊ぶ際は救命胴衣の着用を」と訴えた。

 大阪府出身ながら海上保安官として北海道で勤務していた船戸さんは3年前、「地元の海を守りたい」と府警に転身。2019年に大阪湾の人工島・咲洲(大阪市)で開催された20カ国・地域(G20)首脳会議の海上警備も担当した。約40人いる府警の船舶職員の中で、女性は船戸さんだけだが「女性でも活躍できる環境が整っている」と話す。

 12日、警備艇から警察官が誤って落水したとの想定で訓練が行われ、船長として参加。船上から指示を出し、浮輪を使って救出する手順を確認した。

 同府高槻市内を流れる淀川で6月、小学生の男児2人が流される事故が起きた。船戸さんも現場で捜索や救出活動に当たったが、うち1人が死亡した。船戸さんは「救命胴衣の着用で助かる確率は数倍高くなる。ぜひ着用を」と話した。 【時事通信社】