「建物無償貸与で法人利益」=元千代田区議、是正求め提訴―東京地裁

「建物無償貸与で法人利益」=元千代田区議、是正求め提訴―東京地裁

提訴後に記者会見する元千代田区議(中央、右)ら=26日、東京都千代田区

 東京都千代田区が、三井不動産などの企業で構成する社団法人に区内の土地建物を無償貸与し、同法人が多額の利益を得ているとして、元区議3人が26日、樋口高顕区長が是正しないことの違法確認を求めて東京地裁に提訴した。

 訴状などによると、千代田区は石川雅己前区長時代の2016年6月、三井不動産や日本生命保険などで構成する社団法人「日比谷エリアマネジメント」に有楽町の土地約2000平方メートルと延べ床面積約3600平方メートルの建物を無償で貸与する契約を締結。区議会には説明していなかった。

 貸与期間は20年と設定され、同法人は建物に入る飲食店などから得たテナント料により、18年度決算で約6300万円の純利益を上げた。

 元区議側は、樋口区長が無償貸与契約について協議せず、同法人が得た利益分を区に支払うよう請求もしていないとして、違法と確認するよう訴えている。

 千代田区は「訴状が届いていないため、コメントを控える」としている。 【時事通信社】