元保護者会長、無期懲役確定へ=千葉・松戸女児殺害―最高裁

元保護者会長、無期懲役確定へ=千葉・松戸女児殺害―最高裁

松戸小3殺害 無期懲役確定へ

元保護者会長、無期懲役確定へ=千葉・松戸女児殺害―最高裁

最高裁判所=16年6月、東京都千代田区

 千葉県松戸市の小学3年レェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)、ベトナム国籍=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた小学校の元保護者会長、渋谷恭正被告(51)について、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は12日までに、被告側の上告を棄却する決定をした。11日付。無期懲役とした一、二審判決が確定する。

 弁護側は、「被告は犯人ではない」と無罪を訴えていた。一審千葉地裁、二審東京高裁はともに、リンさんの遺体の付着物から被告のDNA型が検出されたことなどから「犯人と強く推認される」と判断した。

 弁護側は二審で、千葉県警の捜査員が承諾や令状がないのに被告のマンションからたばこの吸い殻を持ち去り、DNAを採取したのは違法だと主張。東京高裁は捜査の違法性を認めたが、重大事件の捜査対象者である被告のDNAを入手する必要性は高かったなどとして証拠能力を認めた。

 一方、検察側は死刑が相当と主張したが、一、二審はいずれも殺害に計画性が認められないなどとして死刑を回避。検察側は上告を断念していた。

 一、二審判決によると、渋谷被告は2017年3月24日、わいせつ目的でリンさんを車で連れ去り、首を圧迫して窒息死させ、遺体を千葉県我孫子市の排水路脇に遺棄した。 【時事通信社】