辺野古阻止へ「県民大会」=オスプレイ墜落にも抗議−沖縄

辺野古阻止へ「県民大会」=オスプレイ墜落にも抗議−沖縄

辺野古新基地建設に反対する県民大会であいさつする沖縄県の翁長雄志知事=12日午後、那覇市

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対し、翁長雄志知事が起こした国への工事差し止め訴訟を支持する「県民大会」が12日、那覇市で開かれた。主催者発表で4万5000人が参加、「辺野古に新基地を造らせない」との大会宣言を採択した。また、オーストラリア東部沖での米海兵隊の輸送機オスプレイ墜落に抗議、配備撤回と飛行禁止を求める決議も行った。
 大会は翁長氏を支持する市民団体「オール沖縄会議」が主催。これまでの県民大会では「超党派」での開催を模索することが多かったが、県議会で訴訟提起の議案に反対・退席した自民、公明両党には参加の呼び掛けは行われなかった。
 翁長氏はあいさつで、県の岩礁破砕許可を得ずに工事を続ける政府について、「法令をすり抜けることに心血を注ぎ、強硬に新基地建設を進める姿勢は法治国家とはほど遠い」と批判した。
 その上で、「工事を強硬に進めると必ず埋め立て承認撤回につながる。私の責任で決断する」と述べ、前知事による辺野古沖の埋め立て承認を撤回すると重ねて表明。撤回時期については明言しなかった。
 那覇市の高校生外間凜翔さん(16)は友人と2人で参加。「政府は県民の立場に立っていない。安全保障上、米軍基地が日本に必要なら、沖縄に集中しているのはおかしい」と話した。
 米軍のオスプレイの運用開始を政府が追認したことに関し、普天間飛行場周辺に住む宜野湾市の無職友寄和恵さん(65)は「一時的にでも飛行を中止し、原因究明をしてほしい」と訴える。自宅は夜間の騒音被害に悩まされており、「基地ができれば、辺野古は騒音で生活できない場所になる」と懸念を示した。