益城町の仮設団地、発生時刻に黙とう=竹灯籠ともし追悼行事−熊本地震3年

熊本地震3年 仮設団地で追悼

 熊本地震の前震から3年となった14日夜、関連死を含め45人が犠牲となった熊本県益城町にある木山仮設団地で追悼行事が行われた。集会所前に住民やボランティアらが集まり、地震発生時刻には全員で黙とうして犠牲者の冥福を祈った。

 同団地には、3月末時点で131戸281人が生活する。住民らは夕方から約1時間半かけ、集会所の前に輪切りの竹にろうそくを入れた灯籠約500個を並べた。灯籠は「マシキ」の文字の形に並べられ、団地の子どもたちが火を付けていった。

 前震発生時刻の午後9時26分、集会所の電灯など周囲の明かりが消され、灯籠の火を前に1分間黙とう。思い思いに犠牲者をしのんだ。

 町内の自宅が全壊し、夫(91)と同団地で暮らす米村盛子さん(83)は「近所で仲の良かった男性が亡くなったので、毎年黙とうする時はその人のことを思っている」と涙ぐんだ。来年3月には災害公営住宅に移る予定といい、「避難所生活を思えばこの先は頑張れる」と話した。 【時事通信社】