山岳遭難者、最多3129人=死亡・不明342人−警察庁

 2018年に全国で起きた山岳遭難は2661件で、遭難者数は3129人に上り、いずれも統計が残る1961年以降で最多だったことが13日、警察庁のまとめで分かった。死者・行方不明者は計342人で、354人だった17年に次いで2番目に多かった。

 遭難者の約7割がハイキングや沢登りなどの登山者だったほか、山菜・キノコ採りが約1割を占めた。

 遭難者の年齢層別では60歳以上が全体の半数を超え、中でも70代と60代がそれぞれ698人、692人と多かった。都道府県別の発生件数は、長野が297件と最も多く、北海道201件、東京147件が続いた。

 外国人の遭難者は169人に上り、過去5年間で約5倍に増加した。このうち、111人が訪日観光客で、半数を超える61人はスキー場が管理していない雪山でのスキーやスノーボード目的だった。

 警察庁の担当者は「安全な計画や十分な装備品の準備を心掛けるとともに、道に迷ったと思ったらすぐに引き返すなど的確な状況判断に努めてほしい」と話している。 【時事通信社】