主導役か、59歳男逮捕=町田市の「地面師」事件−警視庁

 東京都町田市の土地取引をめぐり、元弁護士ら「地面師」5人が逮捕された事件で、警視庁捜査2課は13日までに、有印私文書偽造・同行使などの疑いで、職業不詳北泉一夫容疑者(59)=港区高輪=を新たに逮捕した。「一切関わっていない」と容疑を否認しているという。同課によると、北泉容疑者は事件を主導した一人とみられ、地主役や弁護士役を手配したとされる。

 逮捕容疑は2014年8月上旬、町田市広袴の宅地約830平方メートルについて、所有者の80代女性(17年に死亡)らに成り済まし、東京法務局町田出張所に偽造した委任状などを提出して、不動産会社に売却したとする虚偽の所有権移転登記をした疑い。

 同課は今月5日、土地所有者に成り済ました無職青谷初美(62)、所有者の代理人役を務めた元弁護士伊関正孝(63)両容疑者ら5人を逮捕した。港区の不動産会社が正規の取引と信じて約7800万円を支払ったが、土地を取得できておらず、同課は詐欺容疑でも捜査を進めている。 【時事通信社】