タイ拠点、邦人15人再逮捕=10代女性から詐取容疑−警視庁

 タイ中部パタヤを拠点にしていた特殊詐欺グループの日本人15人が逮捕された事件で、長野県の10代女性から電子マネーをだまし取ったとして、警視庁などは14日、15人全員を詐欺容疑で再逮捕した。

 再逮捕されたのは、いずれも無職の岩本颯(23)=佐賀県武雄市北方町志久=、河口仁(22)=住所不定=、池原誠二(33)=沖縄県沖縄市安慶田=各容疑者ら22〜54歳の男。4人が容疑を認め、3人が否認、岩本容疑者ら8人が黙秘しているという。

 逮捕容疑は3月29日、タイから長野県上田市に住む10代の会社員女性に有料サイトの利用料未払いがあるという内容のうそのメールを送信。支払いのためと偽り18万円相当の電子ギフトカードを購入させてだまし取った疑い。

 捜査関係者によると、15人は全員偽名を使い、お互い本名を知らずに詐欺を続けていたとみられる。多額の金銭をだまし取れると判断した場合、日本に電話をかける「かけ子」役を、詐欺の経験が長いとされる岩本、河口両容疑者に交代していたという。

 警視庁によると、1〜3月に15人が関与した疑いがある特殊詐欺は全国で80件以上、被害総額は7000万円以上に上る。 【時事通信社】