川内原発1号機、来年3月停止へ=九州電、テロ対策遅れで初

 九州電力の川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)がテロ対策施設の建設遅れから来年3月に運転停止となる見通しであることが14日、分かった。テロ対策施設「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の完成遅れでの原発停止は全国初。

 原子力規制委員会は4月、特重施設が期限までに完成しない場合に運転中の原発の停止を命じることを決め、今月12日には期限の1週間前をめどに命令を出す方針を示した。

 九電は、土木と機械の工事を同時に行うなど効率化を工夫する一方、労働安全も重視しており、大幅な工期短縮は難しく、来年3月17日の期限までの完成は間に合わない状況。同じく川内2号機も同5月21日の設置期限には間に合わず、停止となる見通しだ。九電は、火力発電所の活用などで電力供給に問題はないとするが、収支面での悪化が予想され、可能な限り停止期間を短くしたい考えだ。 【時事通信社】