前統括官に懲役1年6月求刑=JAXA接待汚職、12月判決−東京地裁

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務をめぐる接待汚職事件で、収賄罪に問われた元JAXA理事で文部科学省前国際統括官の川端和明被告(58)の論告求刑公判が22日、東京地裁(西野吾一裁判長)であった。検察側は懲役1年6月を求刑、弁護側は無罪を求め結審した。判決は12月4日の予定。

 検察側は論告で、川端被告は医療コンサルタント会社元役員谷口浩司被告(48)=贈賄罪で起訴=に対し、積極的、継続的に便宜を図ったと指摘。「飲食接待に絡む単純収賄の中でも悪質な事案だ」などと述べた。

 弁護側は「飲食を賄賂と認識していたかは、合理的な疑いが残る」と無罪を主張。川端被告も検察側に強引な取り調べを受けたと話し「一度も賄賂と思って飲食したことはない」と訴えた。

 起訴状によると、川端被告はJAXA出向中の2015年8月〜17年3月、谷口被告への便宜の見返りに、東京・銀座の高級クラブなどで21回飲食接待を受け、タクシーチケット1冊も受領。計約150万円相当の賄賂を受けたとされる。 【時事通信社】