「丸窓電車」、駅前のシンボルに=岐阜市〔地域〕

 かつて岐阜市内を走っていた名古屋鉄道の路面電車の車両が、このたびJR岐阜駅北口駅前広場のシンボルとして生まれ変わった。この車両は「丸窓電車」と呼ばれ地元で80年近く親しまれた歴史があり、16日の同広場10周年記念イベントで移設パレードが開かれた。

 丸窓電車は1926(大正15)年7月に製造され、2005年まで市内を運行。市の重要文化財に指定されている。1両が市内の金(こがね)公園に設置されていたが、より目立つ駅前広場へ移設することにした。

 車両は今回の移設に伴いリニューアルされ、警笛やヘッドライト、車内照明は運行当時のものを再現。今後週末を中心に、車内に入れる機会をつくれるよう検討を進めるという。

 駅前広場周辺では同日、岐阜の地酒とワインとグルメを楽しめるイベントも開催。実行委員会代表の広瀬史樹さん(58)は「丸窓電車は新たな街のシンボルになる。ノスタルジーの心をくすぐられる。飲みながら思い出を語り合ってほしい」。 【時事通信社】