小田原城天守閣で「伊勢宗端」展=神奈川県小田原市〔地域〕

 神奈川県小田原市の小田原城天守閣で、特別展「伊勢宗端の時代」が開催されており、連日、多くの観光客でにぎわっている。今年は伊勢宗端(北条早雲)500年忌という節目の年ということもあり、最新の研究成果や発掘資料などを展示、紹介している。

 伊勢宗端は「戦国の梟雄」「下克上の代名詞」「戦国大名の先駆け」などと言われ、素浪人から身を起こした人物とも評されていたが、近年の研究により室町幕府政所執事を務めた伊勢家の傍流、備中伊勢家の出身であり、足利将軍家に申次衆・奉公衆として仕えたエリート官僚であることが明らかになっている

 同展では、宗端の肖像画や、ゆかりの遺跡で出土した発掘資料なども展示し、宗端が生きた時代を全5章で構成。初公開の「山内上杉顕定書状」も展示されており、見応えある内容となっている。

 京都から訪れたという自称「歴女」の女子学生は「閉館まで見続けます。すごい内容です」と興奮気味。オーストラリアから旅行で来日中の夫婦は「天守閣からの景色、すばらしいですね」と笑顔を見せた。特別展は10日までで、午前9時から午後5時まで開かれている。 【時事通信社】