東京地検、秋元議員を再逮捕へ=別の収賄容疑、14日にも―IR汚職

 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、衆院議員秋元司容疑者(48)=自民党離党=が中国企業側から逮捕容疑以外にも賄賂の提供を受けていた疑いが強まったとして、東京地検特捜部は10日、同容疑者を収賄容疑で再逮捕する方針を固めた。勾留期限の14日にも再逮捕する。

 関係者によると、秋元容疑者は2017年12月、マカオのカジノ施設を視察し、中国・深センにある「500ドットコム」の本社を訪問。この際の旅費などをドットコム社側に負担させた疑いが持たれている。

 ドットコム社は同年8月、那覇市で開催したIR関連シンポジウムで秋元容疑者に講演を依頼。シンポの数日後に同容疑者が国土交通兼内閣府副大臣に就任、IRを担当する人事を知り、当初予定していた50万円の講演料を200万円に増額していた。

 特捜部はこの講演料についても、IR事業参入での有利な取り計らいを期待して提供された賄賂だった疑いがあるとみて、詰めの捜査を進めている。

 秋元容疑者は17年9月28日の衆院解散日に、ドットコム社側から「陣中見舞い」として現金300万円を受領したほか、18年2月、同社が参入を目指したIR事業が計画されていた北海道留寿都村に家族旅行に出掛け、旅費約70万円を同社側に負担させた疑いで逮捕されている。

 関係者によると、容疑を否認しているという。 【時事通信社】