「喜びは2、3日後に」=芥川賞の古川真人さん

「喜びは2、3日後に」=芥川賞の古川真人さん

第162回芥川賞に選ばれ、記者会見する古川真人さん=15日午後、東京都千代田区

 候補4度目で芥川賞に決まった古川真人さん(31)は、黒のスーツと紺のネクタイ姿で会見場に現れ、「これからどうなっちゃうんだろう」と戸惑いを口にしつつ、「喜びは2、3日後に感じるのでは」と語った。

 受賞作は、主人公の奈美が母の実家の納屋の草刈りをするため、母や伯母らと九州の離島へ向かう物語。

 同じ島が舞台の小説を書き続けてきた。「自分には手札がない。主人公や語り口を変えられる作家さんもいるが、自分はそうじゃない。器用さはないので」と控えめだが、今後については「『島』から出て行きたい。自分に不慣れなものを書きたい」と意欲をのぞかせた。 【時事通信社】