歌会始招待「一生の宝物」=令和初の入選者ら会見

歌会始招待「一生の宝物」=令和初の入選者ら会見

「歌会始の儀」に出席後、記者会見する入選者の篠田朱里さん=16日、宮内庁

 「入選は一生の宝物」「歌を続けてきて良かった」。令和初となった今年の「歌会始の儀」に招かれた入選者10人が16日午後、宮内庁で記者会見し、約1万5000首に上る一般応募の中から自分の歌が選ばれた喜びを語った。

 今回最年少だった新潟市の東京学館新潟高校3年篠田朱里さん(17)は、母親に大学受験の希望を伝えた時の情景を歌にした。儀式後に面会した天皇、皇后両陛下からは受験への励ましの言葉を掛けられたといい、「頑張ろうという気持ちになりました。めったに経験できない日本の文化に触れられてとても良かった」と笑顔を見せた。

 福岡県直方市の元会社員石井信男さん(65)は、入選の感想を問われ、「本当に、非常に感無量」と感慨深げ。小学生の時に天体望遠鏡で土星の輪を見た感動を詠んだと伝えたところ、皇后さまは懐かしそうに「結婚当時、天皇陛下に土星の輪を見せていただいた」と思い出話をされたという。

 北九州市の粟屋融子さん(61)は、子供が使っていたランドセルをアフガニスタンへ贈ったことを歌に。天皇陛下は「良いことをなさいましたね」と声を掛け、長女愛子さま(18)の小学生時代を思い出した様子で「最初は体よりもランドセルが大きいくらいなんですよね」と話していたという。 【時事通信社】