5色のスモークで歓迎=聖火到着に「感激」―宮城

5色のスモークで歓迎=聖火到着に「感激」―宮城

聖火到着式の会場上空で展示飛行するブルーインパルス=20日午前、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地

 東京五輪の聖火が20日、ギリシャから特別輸送機で運ばれ、宮城県の航空自衛隊松島基地に降り立った。聖火到着式では松島基地所属の曲技飛行チーム、ブルーインパルスが5色のカラースモークを使って飛行し歓迎。新型コロナウイルスの影響で式典の規模は縮小されたが、基地周辺にはまたとない瞬間に立ち会おうと多くの人が集まり、歓声を上げて空に手を振った。

 特別輸送機は、強風の影響で予定を1時間半早めて到着した。式典では、五輪3連覇を果たしたレスリング女子の吉田沙保里さんらがトーチを掲げ、聖火皿に点火した。

 基地上空では、ブルーインパルスが展示飛行を行った。1964年東京大会の開会式と同様、5色の煙で五輪マークを描こうと挑戦。強風で形が流されてしまったが、横一列に並んで5色の直線を描き、聖火到着を祝った。

 飛行を見守っていた宮城県名取市のパート職員柿崎豊さん(68)は「記念の到着式を見たいと思って来た。強風で五輪マークにはならず残念だが、感激した」と興奮した様子。仙台市の小学4年生三戸理乎さん(10)は「カラースモークを見るのは初めて。迫力がすごかった」と喜んだ。

 基地近くのゴルフ場では、地元有志約40人が地面にカラーボードで五輪マークを描いた。当初は約300人で人文字をつくる計画だったが、新型コロナウイルスの影響で取りやめに。企画に携わった土井芳伸さん(60)は「いろいろなアクシデントに見舞われたが、歓迎の気持ちを形にできてよかった。心に強く残る思い出になった」とかみしめるように話した。 【時事通信社】