国際交流のチャンス=ビーチバレーで北京、ロンドン出場の朝日健太郎さん―五輪と私

国際交流のチャンス=ビーチバレーで北京、ロンドン出場の朝日健太郎さん―五輪と私

インタビューに答える自民党の朝日健太郎参院議員=2月10日、東京都千代田区の参院議員会館

 北京、ロンドン大会にビーチバレー代表として出場した自民党の朝日健太郎参院議員(44)。選手や観客、ボランティアスタッフらとの交流が印象深い思い出だと語る朝日さんに、五輪の魅力を聞いた。

 ◇高齢ボランティアとの出会い

 ビーチバレー選手として目標の一つだった五輪に2度、出場した。その五輪が東京で開催されると思うだけで興奮する。五輪はアスリートだけの大会ではない。国や地域を巻き込んだ国際色豊かな交流イベントだ。一人のスポーツファンとして楽しみたい。

 一番思い出に残っているのは、ロンドン大会でのボランティアスタッフとの交流だ。ビーチバレーの試合では、毎回、各チームごとにボランティアスタッフが付いてくれる。ある時、80歳ぐらいの女性が担当してくれた。白髪で多少腰も曲がっているような方が、生き生きとして、「私も五輪に関わる一人」という感じでサポートしてくれた。

 ビーチバレーは砂の上でやる競技で、足を取られ、歩くのも難しい。それでもその女性は水やタオルを持って来てくれ、一生懸命サポートしてくれた。本当に立派な大会参加者でした。

 最初、高齢の女性に驚いた自分が恥ずかしい。試合前に、その女性と家族の話など何気ない会話をするなど、とてもリラックスして試合に臨めた。

 ◇異文化との触れ合い

 子どもたちの夢や希望につながる五輪・パラリンピックにする観点は大事だ。国境を超えた国際感覚に触れることに大きな意味がある。私も海外遠征で、60カ国ぐらい訪れた。異国の地で異文化に触れる、現地でさまざまな人と関わるという経験はスポーツを通じて得た一生の財産だ。子どもたちにも知ってもらいたい。

 東京に来た選手や観客にいろいろな経験をしてもらい、日本を好きになってもらえたら、新しい友好関係が生まれる。逆に、外国の選手らと仲良くなり、日本の方がその国を訪問することがあるかもしれない。勇気を出して、海外からの選手や観客と触れ合ってほしい。その機会となるのが五輪の良さだ。

 ◇朝日健太郎さんの略歴

 朝日 健太郎(あさひ・けんたろう)バレーボール選手としてVリーグで活躍後、ビーチバレーに転向。五輪には2008年の北京、12年のロンドンに2大会連続で出場した。現役引退後、16年参院選に東京選挙区から自民党公認で出馬し、初当選。党青年局長代理などを務める。44歳。熊本市生まれ。 【時事通信社】