交通事故の捜査資料偽造=容疑で警部補を書類送検―警視庁

 交通事故の捜査結果を検察庁に送致したように見せ掛けるため、捜査資料を偽造したとして、警視庁は27日、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで大崎署交通課の男性警部補(60)を書類送検した。容疑を認め、「捜査が進んでいないことが発覚するのを恐れた」と話しているという。同庁は停職1カ月の懲戒処分とし、警部補は同日付で辞職した。

 送検容疑は、2018年12月に東京都品川区内で発生した交通人身事故について、19年6月、捜査書類に虚偽の内容を記載して、同署の交通課長に提出した疑い。

 警視庁によると、警部補は虚偽の送致日、送致番号、検察側受理番号を捜査書類に記載し、交通課長に提出したという。17年5月と18年10月に起きた交通事故についても書類を偽造した疑いがあり、同庁は後日、書類送検する方針。

 宮島広成・警務部参事官の話 交通事故捜査の信用を失墜させる行為で誠に遺憾。業務管理を徹底し、再発防止に努める。 【時事通信社】