元農水相銃撃、二審も実刑=知人男の控訴棄却―仙台高裁

 玉沢徳一郎・元農林水産相(82)が銃撃され負傷した事件で、暴力行為等処罰法違反などの罪に問われた知人の農業高橋脩被告(83)の控訴審判決が17日、仙台高裁であった。秋山敬裁判長は懲役5年とした一審盛岡地裁判決を支持し、被告側控訴を棄却した。

 弁護側は「事実誤認があり、本人も反省している」などと刑の減軽を求めていた。秋山裁判長は、高橋被告の「身を守るために発砲した」などとする主張は不合理だと指摘し、「傷害結果も重大で、酌むべき事情はない」と述べた。

 判決によると、高橋被告は玉沢氏と高校時代から親交があり、政治活動資金として1000万円を提供するなどしていた。同資金の返却を求め、昨年12月10日、盛岡市の玉沢氏の自宅内で拳銃を3発発射し、玉沢氏の脚などに20日間のけがをさせた。 【時事通信社】